『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』の漫画は完結しておらず、2026年8月現在も連載中です。
単行本は第18巻まで発売され、漫画の先読み最新話は第74話「みんな逃げて」まで進行。一方、TVアニメは連続2クール・全24話で第1期の放送を終えていますが、アニメ2期やシーズン3の制作はまだ公式発表されていません。
「17巻で完結したの?」「漫画の最終回はどうなった?」「アニメ最終回の続きは何巻?」「2期はいつ?」と気になっている方へ、漫画とアニメの“どちらが終わり、どちらが続いているのか”を整理しながら、最新話・最終回・続編情報まで詳しく解説します。
この記事で分かるポイントは次のとおりです。
- 漫画『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』の完結状況
- 第17巻・第18巻と漫画最新話の内容
- 「17巻で完結」という情報が誤解されやすい理由
- アニメ第24話の最終回ネタバレ
- アニメ2期・二期・シーズン3の発表状況
- アニメの続きは漫画何巻から読めるのか
- 漫画とアニメの違い、続きから読む際の注意点
- 声優・制作会社・Blu-ray情報
- 今後の漫画最終回で注目したいポイント
まず結論を表で整理すると、現在の状況は非常にシンプルです。
項目 2026年8月時点の状況
原作漫画 連載中・未完結
単行本 第18巻まで発売中
漫画最新話 先読み第74話「みんな逃げて」
漫画最終回 まだ掲載されていない
TVアニメ 全24話で第1期終了
アニメ2期 公式発表なし
アニメシーズン3 公式発表なし
つまり、終わったのはアニメ第1期であり、原作漫画そのものは完結していません。
ここを押さえておけば、「漫画完結」「アニメ最終回」「2期」という似た言葉に振り回されず、現在地を正確に把握できます。
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』は完結した?
結論として、原作漫画『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』は完結していません。2026年8月時点でも連載は継続中です。
原作漫画は2018年6月号の『月刊ヒーローズ』で連載を開始し、現在は漫画配信サイト「HERO’S Web」で連載されています。アニメ公式サイトにも、原作が現在連載中であることが明記されています。
検索結果やSNSなどでは、ときどき「第17巻で完結した」「漫画最終回で蜘蛛男と決着した」といった情報を見かけることがあります。
しかし、実際には第18巻が2026年5月7日に発売され、Web連載も第74話まで進んでいるため、第17巻が最終巻という情報は現在確認できる連載状況とは一致しません。
アニメが2026年3月に第24話で最終回を迎えたため、「アニメの最終回」と「漫画の最終回」が混同されやすくなっているのでしょう。
変身ポーズが似ていても、ここは別ライダー……ではなく、別の「最終回」です。
第17巻は最終巻ではなく「帰郷編」
第17巻は2025年12月5日に発売されましたが、最終巻ではありません。
第17巻では、東島丹三郎が十数年ぶりに故郷へ帰り、仮面ライダーになることを夢見ていた少年時代の自分と向き合います。
幼い頃から「仮面ライダーになりたい」と願い続けてきた東島が、40歳になった自分の生き方を振り返る重要なエピソードです。
ここまで長く物語を追ってきた読者にとって、東島の原点へ立ち返る構成はかなり意味深に映ります。
派手な怪人戦だけでなく、東島という男の根っこにある孤独、純粋さ、執念まで掘り下げているため、確かに最終回直前のような余韻を感じた読者もいたかもしれません。
しかし、物語は第17巻で終わらず、第18巻へ続いています。
むしろ筆者は、第17巻は「最終回」ではなく、これから大きな戦いへ進む前に主人公の原点をもう一度確認するための巻だったと考えています。
長期連載作品では、終盤へ向かう前に主人公の出発点を振り返る構成が置かれることがあります。本作でも、東島がなぜここまで仮面ライダーを追い続けてきたのかを描き直すことで、その後の戦いにより強い意味が生まれています。
最新刊は第18巻!ショッカーが本格的に動き出す
漫画最新刊は、2026年5月7日発売の第18巻です。
第18巻では、東島たちがトラマスターによる厳しい特訓を続け、免許皆伝を懸けた最終試練に挑みます。
その一方で、ショッカーも世界征服へ向けて本格的な行動を開始。
つまり、物語は終幕どころか、作品全体を揺るがす大きな戦いが本格化し始めた段階です。
第17巻が「東島の過去と原点」を描く巻だとすれば、第18巻は「鍛え上げた力を何のために使うのか」を問う巻といえるでしょう。
筆者としては、第17巻の帰郷編を挟んでからショッカーの世界征服へ進んだ構成が非常に重要だと感じました。
東島は強くなるためだけに戦っているのではありません。
過去の自分を肯定し、自分が生涯を懸けてきた仮面ライダー愛を、現実の誰かを守るための力へ変えようとしています。
ここが単純な格闘漫画とは違うところです。
怪人と戦えるほど強いからヒーローなのではなく、「何のために強くなったのか」を東島自身が問い続ける。それこそが本作の根幹にあります。
なぜ「17巻で完結」と誤解されやすい?
検索ユーザーにとって特に紛らわしいのが、「17巻」「最終回」「アニメ終了」という複数の情報が近い時期に存在している点です。
整理すると、
- 第17巻は2025年12月5日発売
- アニメ第1期は2026年3月に全24話で終了
- 第18巻は2026年5月7日発売
- Web連載はさらに先の第74話まで継続
という流れです。
つまり、第17巻発売後にアニメ最終回があり、その後も漫画第18巻とWeb連載が続いています。
この時系列を見るだけでも、「漫画第17巻=作品そのものの最終回」ではないことが分かります。
「完結」という情報を調べる際には、単行本の巻数だけでなく、Web連載が更新されているかどうかも確認するのが確実です。
漫画最新話と最終回はどうなった?
漫画の最終回はまだ公開されていないため、確定した結末や最終回ネタバレは存在しません。
2026年7月30日には、先読み最新話となる第74話「みんな逃げて」の配信開始がHERO’S Web公式アカウントから告知されました。
ひとつ前の第73話は「なんだ、おまえら」というタイトルです。
HERO’S Webのリニューアル後は、最新話を先に読む場合に会員登録やポイントが必要となる一方、一定期間待つことで無料で読める仕組みが案内されています。
そのため、「最新話を無料ですぐ読みたい」と考えている方は、先読み分と無料公開分が同じ話数とは限らない点にも注意が必要です。
漫画の最新話は第74話「みんな逃げて」
現時点の進行状況は以下のとおりです。
- 単行本最新刊:第18巻
- Web先読み最新話:第74話「みんな逃げて」
- ひとつ前の話:第73話「なんだ、おまえら」
- 原作の状態:連載継続中
- 最終回:未掲載
- 完結巻:未発表
最新話のタイトルが「みんな逃げて」であることからも、少なくとも物語が静かな大団円を迎えた状態ではないことがうかがえます。
ただし、タイトルだけを根拠に具体的な展開を断定することはできません。
逃げるのが一般人なのか、ライダー側なのか、まさか怪人側なのか。
柴田ヨクサル作品の場合、全員が読者の予想外の方向へ全力疾走する可能性すらあるので、タイトルだけで先を決めつけないほうがよいでしょう。
重要なのは、第74話という新しい物語が公開されている以上、漫画最終回はまだ先にあるという事実です。
「漫画最終回」の情報を探すときの注意点
ネット上には、漫画の最終回として次のような内容が紹介されていることがあります。
- 第17巻で物語が完結した
- 蜘蛛男との戦いが最終決戦になった
- 東島が最後にライダーキックを放った
- 中尾八郎が仲間として最終決戦に参加した
- 「また明日も変身しよう」と語って終わった
しかし、漫画は第18巻以降も続いており、第74話まで配信されています。
したがって、これらを原作漫画の確定した最終回として扱うことはできません。
検索すると、作品紹介、考察、二次的なまとめ、アニメ版の最終回情報などが混在することがあります。
特に本作はアニメにも「最終回」が存在するため、「漫画最終回」と書かれている情報を見つけた場合でも、まずは何の最終回を指しているのかを確認することが大切です。
本作は、現実に存在する『仮面ライダー』と、作中に現れた本物のショッカーが交差する特殊な世界観です。
最終的に東島が本当に仮面ライダーと呼ばれる存在になるのか。
ショッカー誕生の全貌が明かされるのか。
怪人と人間の関係にどのような決着がつくのか。
これらは、今後の連載で描かれていくことになります。
最終回で回収されそうなポイント
ここからは、既刊の流れを踏まえた筆者の考察です。
漫画の最終回へ向けて、特に重要になると考えられるのは次の点です。
- ショッカーが実在する理由と組織の目的
- 東島の「仮面ライダー愛力」の正体
- 人間でありながら怪人と戦える者たちの共通点
- 中尾八郎をはじめとするショッカー側の選択
- 東島が考える「仮面ライダーになる」の最終的な答え
東島は変身ベルトや改造手術によって力を得たわけではありません。
仮面ライダーへの憧れを何十年も持ち続け、山にこもって肉体を鍛え、仮面ライダー1号のお面をかぶって戦っています。
この設定が、本作をただの『仮面ライダー』パロディで終わらせない最大のポイントです。
東島にとって「仮面ライダーになる」とは、スーツを身にまとうことなのでしょうか。
怪人を倒せる強さを持つことでしょうか。
それとも、恐怖を感じても誰かを守るために立ち上がれる人間になることなのでしょうか。
筆者は、本作の最終地点は「本物のスーツを着られたか」ではなく、東島が自分自身の生き方を仮面ライダーとして受け入れられるかにあるのではないかと考えています。
仮面ライダーになれなかった男が、誰よりも仮面ライダーらしい行動を選ぶ。
この矛盾こそが、『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』という物語を走らせ続けている最大のエンジンです。
漫画はすでに「終盤」なのか?
「第18巻まで出ているなら、そろそろ最終回が近いのでは?」と考える方もいるでしょう。
ただし、2026年8月時点で完結巻や最終回の時期は発表されていません。
第18巻ではショッカーの世界征服へ向けた動きが本格化しているため、大きな物語の節目へ進みつつあるようには見えます。
しかし、「大きな決戦が始まった=すぐ最終回」とは限りません。
特に本作は、東島だけでなくユリコ、一葉、三葉、中尾八郎、さらに怪人側も含めて複数の人物がそれぞれの「ヒーロー観」を抱えています。
それぞれの物語に決着をつけるなら、まだ描くべきテーマは少なくありません。
筆者としては、物語の規模は確実に大きくなっているものの、現段階で「もうすぐ完結」と断定するのは早いと見ています。
アニメ最終回はどうなった?第24話をネタバレ解説
アニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』は、第24話「俺は今日 死んでも良い」で第1期の最終回を迎えました。
公式には連続2クール・全24話として制作され、最終回は2026年3月21日に放送・配信されています。
ここで重要なのは、漫画が完結したわけではなく、アニメがひとまず24話で一区切りを迎えたという点です。
第24話は蝙蝠男との総力戦
アニメ最終回では、東島たちによる阻止作戦が成功した直後、怒りを爆発させた蝙蝠男が立ちはだかります。
人間をはるかに上回る力を持つ蝙蝠男に対し、東島、ユリコ、一葉、三葉、中尾たちが、それぞれの信念と技を武器に総力戦を展開します。
その最中、東島の脳裏に浮かぶのは、これまで報われなかった「仮面ライダー人生」です。
普通なら「こんな怪人と戦うなんて最悪だ」と叫びたくなる状況でしょう。
しかし、東島にとっては違います。
子どもの頃からずっと待ち続けてきた“本物の怪人と戦う瞬間”が、ついに現実になったのです。
恐怖より先に喜びがあふれてしまう。
命の危機なのに笑ってしまう。
冷静に考えるとなかなか大変な人ですが、その危ういほど純粋な熱こそが東島丹三郎の魅力です。
第24話のタイトル「俺は今日 死んでも良い」も、彼の人生観を象徴しています。
これは単純な自己犠牲というより、長い間追い続けた夢の中心にようやく立てた東島の異常なほどの充足感を表していると筆者は感じました。
アニメ最終回と漫画の最終回は別物
第24話はアニメとしての最終回ですが、漫画全体の結末を描いたエピソードではありません。
ここは検索時に最も間違えやすいポイントです。
アニメ版は原作の順番をそのまま映像化する方式ではなく、複数の巻にまたがる出来事を組み替えたり、アニメオリジナルの展開を加えたりしています。
原作との比較では、第24話の戦闘は第8巻第30話から第9巻第33話付近の蝙蝠男戦を下敷きにしつつ、アニメ独自の最終決戦へ再構成されたと指摘されています。
また、第16話のように原作に直接対応するエピソードがほぼ存在しない、アニメオリジナル色の強い回もあります。
つまり、
アニメ第24話=原作漫画の最終回
ではありません。
アニメ第24話は、あくまで「TVアニメ第1期を24話で締めるために再構成された最終回」と考えるのが分かりやすいでしょう。
アニメの続きは漫画何巻から読めばいい?
物語の大きな流れだけを追うなら、アニメ最終回の題材となった蝙蝠男戦が描かれる第8巻から第9巻付近がひとつの目安です。
ただし、注意したいのがアニメ独自の再構成です。
アニメでは原作第10巻付近のエピソードが先に使われた回や、時系列を組み替えた回もあります。
たとえば第15話には第9巻後半から第10巻の内容が含まれ、第18話には第6巻から第7巻の内容が使われています。
そのため、「24話を見終わったから、第9巻の次を読めばまったく重複せず続きが読める」という単純な構造ではありません。
おすすめの読み方は次の2通りです。
- アニメとの違いも含めて楽しみたい人:第1巻から読む
- アニメ後半の題材周辺から確認したい人:第8巻前後から読む
筆者としては、第1巻からの読み直しをおすすめします。
漫画のコマから押し寄せる熱量と、声・音楽・動きで殴りかかってくるアニメの熱量は、同じ場面でもかなり感触が違います。
漫画では「間」や大ゴマの圧力が強く、アニメでは声優の絶叫、打撃音、音楽によって勢いが増幅されます。
両方に触れると、「同じライダーキックなのに二度おいしい」という、たいへん健康的なヒーロー摂取が可能です。
アニメだけ見ても物語は一区切りしている?
第24話は第1期最終回として見せ場を用意しているため、アニメだけを見ていてもひとつの区切りは感じられます。
一方で、原作漫画そのものはその先も続いており、ショッカーをめぐる物語も完全には終わっていません。
そのため、第24話を「作品すべての完結編」と捉えるより、東島たちの戦いの第一章を締めた最終回と見るほうが現在の状況には合っています。
続編が制作されるかどうかは未発表ですが、物語面では先へつなげられる余地が十分残されています。
アニメ2期・二期・シーズン3はいつ放送される?
2026年8月2日現在、アニメ2期の制作や放送時期は公式発表されていません。
アニメ公式サイトの最新ニュースでは、第24話の最終回やBlu-ray・DVD情報が告知されていますが、続編制作に関する発表は確認できません。
つまり、「2期決定」「放送日は○月」といった確定情報はまだありません。
連続2クールは「2期」ではない
本作は2025年10月から2026年3月まで、連続2クールで全24話が放送されました。
2025年12月27日までに第13話を放送し、2026年1月10日から第14話が再開されています。
ここで混同しやすいのが、次の3つです。
- 第1クール:第1話から第13話
- 第2クール:第14話から第24話
- アニメ2期:第24話より後に制作される、現時点では未発表の続編
2026年1月から始まった後半は、いわゆる「第2期」ではなく、第1期の第2クールです。
「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 2期」と検索している方は、2026年1月放送分を2期と呼んでいる場合と、第24話以降の新作を探している場合があります。
情報を見るときは、「第14話以降の第2クールなのか」「全24話終了後の続編なのか」を確認すると混乱しません。
「シーズン3」の公式発表もない
一部の動画サービスでは、話数や配信期間によってシーズン・パートの表示が分かれることがあります。
しかし、公式発表上は全24話の連続2クール作品であり、公式なシーズン2やシーズン3は発表されていません。
ABEMAでも全24話はシーズン1として掲載されています。
そのため、「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい シーズン3」という検索ワードを見かけても、新作シーズンの制作が決まったという意味ではありません。
配信サービス上の分類と、アニメ制作側が発表する「第○期」は別物として確認したほうが安全です。
アニメ2期を制作できる原作ストックはある?
原作漫画は第18巻まで発売され、アニメ最終回の主な題材は第8巻から第9巻付近です。
アニメ版が原作を大胆に再構成しているため単純計算はできませんが、続編に使用できる物語やキャラクターは十分に残っていると考えられます。
第11巻以降には、サラセニアン、蜂女、サンダーライコ、トラマスターなどを軸にした戦いや、ショッカーの世界征服へつながる展開があります。
さらに第18巻ではショッカーが本格的に動き始めているため、第2期を制作する場合の大きな軸になり得るでしょう。
「原作ストックが足りないから2期は無理」という状態には見えません。
ただし、原作ストックがあるだけで続編が決まるわけではありません。
アニメ続編には、
- 配信での視聴状況
- 映像商品の売れ行き
- 関連商品の展開
- 制作会社のスケジュール
- 出資各社の判断
- 権利関係
- 制作スタッフの調整
など、さまざまな条件が関係します。
そのため、「原作が残っている=2期確定」と断定することはできません。
2期が作られるならどんな内容になりそう?
ここからは筆者の予想です。
第24話がショッカーとの戦いを完全に終わらせた内容ではなく、原作漫画も第18巻まで続いていることを考えると、物語上は続編を制作しやすい終わり方だったと感じます。
特に続編では、アニメ第1期で描き切れなかった原作後半の人物や戦いを再構成しながら、ショッカーという組織そのものへ物語が近づいていく可能性があります。
本作のアニメは原作を巻数順に消化するタイプではないため、「第2期は第10巻から」と単純に予想するのは難しいでしょう。
むしろ第1期と同じように、複数巻のエピソードを入れ替えながら一本のアニメシリーズとして再構築する可能性を考えたほうが自然です。
筆者が特に注目したいのは、トラマスターをはじめとする後半キャラクターを、アニメの演技とアクションでどう見せるかという点。
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』は「誰が一番強いのか」だけでなく、「誰が一番本気でヒーローを信じているのか」が戦闘の熱量に直結する作品です。
その意味でも、後半の展開はアニメ映えする素材がまだ残っています。
アニメ版の魅力は?漫画との違い・声優・制作陣を解説
アニメ版の魅力は、柴田ヨクサル作品の大げさな表情、突拍子もない会話、肉体同士がぶつかる迫力を、声と音楽でさらに増幅したことです。
漫画でも十分すぎるほど暑苦しいのに、アニメでは叫び声と効果音が追加されます。
いわば熱血ラーメンに、熱血チャーシューと熱血背脂を全部乗せした状態。胃ではなく魂に来ます。
制作はライデンフィルム
アニメーション制作はライデンフィルム、監督は池添隆博さん、シリーズ構成は待田堂子さんが担当しました。
キャラクターデザインはCindy H. Yamauchiさん、キーアニメーターは清水伸太郎さん、音楽はTeddyLoidさんが担当しています。
担当 スタッフ
監督 池添隆博
シリーズ構成 待田堂子
キャラクターデザイン Cindy H. Yamauchi
キーアニメーター 清水伸太郎
音響監督 山口貴之
音楽 TeddyLoid
アニメーション制作 ライデンフィルム
本作では、技の動きそのもの以上に、「本人がどれほど本気で技名を叫んでいるか」が重要です。
東島のライダーパンチやライダーキックは、特殊な変身能力に支えられた技ではありません。
本人の鍛えた肉体と仮面ライダーへの信念によって放たれるため、作画の重量感と声優の叫びがそのまま技の説得力につながります。
少しでも演出が照れてしまえば、東島の生き方そのものがギャグにしか見えなくなってしまう。
だからこそ、制作側が大真面目に「大人の仮面ライダーごっこ」を映像化している点が重要です。
笑える設定を笑わせるためだけに描くのではなく、本人たちにとっては命を懸けるほど本気だという温度を最後まで崩さない。
この姿勢がアニメ版の魅力だと感じます。
小西克幸・茅野愛衣・津田健次郎ら豪華声優陣
東島丹三郎役は小西克幸さん、岡田ユリコ役は茅野愛衣さんが担当しています。
島村一葉役は鈴村健一さん、島村三葉役は斉藤壮馬さん、ユカリス役はファイルーズあいさん、中尾八郎役は津田健次郎さんです。
- 東島丹三郎:小西克幸
- 岡田ユリコ:茅野愛衣
- 島村一葉:鈴村健一
- 島村三葉:斉藤壮馬
- ユカリス:ファイルーズあい
- 中尾八郎:津田健次郎
- 雲田:内山昂輝
- 蝙蝠男:吉野裕行
- サンダーライコ:渡辺明乃
- 島村二葉:小清水亜美
小西克幸さんの東島は、格好よさだけでなく、危うさや子どものような純粋さまで声に乗せています。
「40歳の大人」と「仮面ライダーを信じる少年」が同じ人物の中に存在している東島を、単なる熱血キャラクターとして処理していないのがポイントです。
茅野愛衣さん演じるユリコは、電波人間タックルへの強烈な愛情と、教師としての日常を両立させる人物です。
津田健次郎さん演じる中尾八郎も、本来なら恐ろしいはずのショッカー戦闘員に、人間臭さと妙な親しみやすさを与えています。
ギャグとして笑えるのに、演じている本人たちは決してふざけていない。
この温度差が、本作特有の「笑っていたはずなのに、突然胸が熱くなる」感覚を生み出しています。
原作とアニメで見せ方が違う
原作漫画は、巨大なコマ、独特の表情、唐突なセリフによって、読者の予想を力ずくでねじ伏せます。
一方のアニメは、次の要素によって原作の勢いを映像化しています。
- 技名を叫ぶ声優陣の演技
- 肉体の重さを感じさせる打撃音
- TeddyLoidによる音楽
- 原作エピソードの時系列整理
- アニメ独自の場面や戦闘構成
ただし、アニメは原作を完全に同じ順番で再現しているわけではありません。
コンバットガールズを含む原作登場人物もアニメ独自の構成へ組み込まれており、複数のエピソードが再配置されています。
「アニメの続きだけ知りたい」と思って漫画を途中から読むと、すでにアニメで見た人物が違う状況で登場することもあります。
しかし、この違いは欠点というより、原作とアニメを別々の作品体験として味わえる本作の特徴です。
原作を先に読んでいても「この話をここに持ってきたのか」と楽しめますし、アニメから漫画へ入れば「原作ではこういう順番だったのか」という発見があります。
なぜ“大人の本気のごっこ”が胸を打つのか
東島丹三郎は40歳のフリーターです。
幼い頃から仮面ライダーに改造されることを夢見て、山ごもりまでして肉体を鍛えてきました。
普通なら、途中で「そろそろ現実を見よう」と言われる人生です。
実際、本人も夢を諦めかけます。
しかし、偽ショッカーによる強盗事件に遭遇したことで、仮面ライダー1号のお面をかぶり、鍛え上げた力で立ち向かいます。
本作が支持される理由は、夢がそのまま都合よくかなう物語だからではありません。
かなう保証がなくても、夢にふさわしい行動を選び続ける人間を描いているからです。
岡田ユリコは電波人間タックルを、島村一葉は仮面ライダーV3を、島村三葉はライダーマンを、それぞれ自分の生き方として背負っています。
彼らは単にコスチュームをまねているのではありません。
ヒーローから受け取った勇気や正義を、自分自身の人生へ落とし込んでいます。
筆者は、本作の「ごっこ」という言葉には二つの意味があると考えます。
周囲から見れば、仮面ライダーごっこ。
しかし本人にとっては、今日を生きるための本気の誓いです。
この認識のズレが笑いを生み、同時に、夢を諦めた経験がある大人の心へ深く刺さります。
子どもの頃に夢中になったものを、大人になっても本気で好きでいていい。
そんなメッセージが、東島のむちゃくちゃな生き方から不思議な説得力を持って伝わってくるのです。
『仮面ライダー』を知らなくても楽しめる?
昭和仮面ライダーへの知識があれば、人物たちが何に憧れているのかをより細かく楽しめます。
一方で、本作の中心にあるのは「特撮知識のクイズ」ではありません。
東島たちが、それぞれの人生で何を信じているのか。
憧れを笑われても、それを捨てずに生きることができるのか。
そこが物語の核です。
そのため、元ネタをすべて知らなくても、人間ドラマや格闘作品として楽しめる作りになっています。
むしろ本作をきっかけに、「仮面ライダー1号ってどんなヒーロー?」「電波人間タックルとは?」と元作品へ興味を広げる見方も面白いでしょう。
Blu-ray・DVD・関連商品の情報
TVアニメのBlu-ray・DVDは全4巻で発売されました。
第1巻は2026年2月25日、第2巻は3月25日、第3巻は4月29日、第4巻は5月27日に発売されています。
巻数 発売日
第1巻 2026年2月25日
第2巻 2026年3月25日
第3巻 2026年4月29日
第4巻 2026年5月27日
価格や在庫、販売特典は店舗や時期によって変動する可能性があるため、購入前に公式サイトや各販売店で最新情報をご確認ください。
第1巻にはTシャツ付き特装版も登場
第1巻には、オリジナルTシャツ付き特装版Blu-rayが用意されました。
価格は税込23,100円で、レイアップ描き下ろしのデフォルメキャラクターイラストを使用したLサイズのTシャツが付属します。
完全生産限定版の価格は次のとおりです。
- Tシャツ付き特装版Blu-ray:23,100円
- 完全生産限定版Blu-ray:18,700円
- 完全生産限定版DVD:16,500円
第1巻には第1話から第6話を収録。
変身クリアケース、アニメ描き下ろしデジジャケット、特製ブックレット、エンドカードピンナップ、キャスト・スタッフのオーディオコメンタリーなどが用意されました。
特典映像にはノンクレジットオープニング・エンディング、PV・CM集が収録されています。
「本編を配信で見たから円盤はいいかな」と思う方もいるでしょう。
しかし、本作は音響と演技の情報量が多いため、スタッフのコメントを通じて「なぜこの叫び方なのか」「なぜこのタイミングで音楽を入れたのか」といった制作面を知る楽しみがあります。
制作陣の熱量まで味わいたい人にとって、コメンタリーはかなり相性のよい特典です。
発売記念イベントも開催
2026年2月25日には、アニメイト池袋本店で第1巻発売記念イベントが開催されました。
東島丹三郎役の小西克幸さんから仮面ライダー1号のお面を受け取り、ショッカー戦闘員と撮影するという、本作らしい内容です。
また、「超英雄祭 KAMEN RIDER × SUPER SENTAI LIVE & SHOW 2026」の会場では、関連CDの購入特典として「仮面ライダー1号」のお面風うちわが用意されました。
すでに終了したイベントや配布特典もあるため、過去の告知を現在開催中のキャンペーンと間違えないよう注意しましょう。
今後、新しいイベントや続編情報が発表される場合は、アニメ公式サイトや公式SNSで案内されると考えられます。
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』完結・最新話・2期情報まとめ
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』の漫画は、2026年8月時点では完結していません。
単行本は第18巻まで発売され、Webでは先読み第74話「みんな逃げて」まで進んでいます。
第17巻は最終巻ではなく、東島が故郷へ帰り、少年時代の自分と向き合う帰郷編です。
そして第18巻ではトラマスターとの特訓と、ショッカーによる世界征服への動きが描かれています。
アニメは連続2クール・全24話で、第24話「俺は今日 死んでも良い」が最終回です。
ただし、これはアニメ第1期の最終回であり、漫画の結末ではありません。
アニメ2期・二期・シーズン3については、現時点で公式発表されていません。
2026年1月から放送された第14話以降は第2期ではなく、第1期の第2クールです。
最後に現在の状況をもう一度整理します。
- 漫画は未完結で連載中
- 最新刊は2026年5月7日発売の第18巻
- 先読み最新話は第74話「みんな逃げて」
- 第17巻は最終巻ではない
- 漫画の正式な最終回はまだ掲載されていない
- アニメは全24話で第1期終了
- アニメ第24話は漫画最終回ではない
- アニメ2期・シーズン3は未発表
- アニメの続きが気になる人は原作第8巻前後が目安
- 漫画とアニメの違いを楽しむなら第1巻からがおすすめ
個人的には、本作の最終回は「東島が本物の仮面ライダーになれたか」を、誰かが判定するだけの結末にはならないと考えています。
お面しかなくても、変身ベルトがなくても、特殊能力がなくても。
誰かを守るために立ち上がり、自分が信じるヒーローの生き方を貫いた時点で、東島はずっと彼なりの仮面ライダーだったのではないでしょうか。
だからこそ最終回で本当に重要なのは、新しいスーツを手に入れることではなく、東島自身が「仮面ライダーになりたい」という言葉にどんな答えを出すのかだと思います。
少年時代から40歳まで抱え続けた願いが、「なりたい」から「これが俺の生き方だ」へ変わる瞬間。
そこまで描かれたとき、タイトルそのものの意味も変わって見えるはずです。
もちろん、これはあくまで筆者の考察です。
柴田ヨクサル先生がそんな予想を正面から受け止めてくれるのか、それとも読者の想像ごとライダーキックで粉砕してくるのか。
漫画の連載を追いながら、その瞬間を見届けたいところです。
よくある質問
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』は全何巻で完結しますか?
2026年8月現在、完結巻数は発表されていません。
第18巻まで発売されていますが連載は続いており、第19巻以降へ続く可能性があります。今後の発売日や巻数は正式発表を確認してください。
漫画の最終回で東島は本物の仮面ライダーになりますか?
漫画の最終回はまだ掲載されていないため、結末は不明です。
現時点では、東島は特殊な変身能力を持たず、鍛えた肉体と仮面ライダーへの強い信念によって怪人と戦っています。
最終的に「仮面ライダーになる」という願いへどんな答えを出すのかは、本作最大の注目点のひとつです。
アニメ2期はいつから放送されますか?
2026年8月2日現在、アニメ2期の制作および放送時期は発表されていません。
第1期は連続2クール・全24話で終了しています。2026年1月からの第14話以降は第2期ではなく、第1期の第2クールです。
続編情報はアニメ公式サイトや公式SNSでの発表を待ちましょう。
アニメの続きは漫画何巻から読めますか?
アニメ最終回の題材は第8巻から第9巻付近が目安です。
ただし、アニメは原作の順番を入れ替え、オリジナル展開も追加しているため、「第9巻の次から読めば完全につながる」という構成ではありません。
物語を正確に把握し、アニメとの違いも楽しみたい場合は第1巻から読むことをおすすめします。
『仮面ライダーエグゼイド』は登場しますか?
アニメ第1期の中心となるのは、仮面ライダー1号、V3、ライダーマン、電波人間タックルなど、主に昭和仮面ライダーへの憧れを持つ人物たちです。
少なくともアニメ第1期では、『仮面ライダーエグゼイド』の物語を扱うクロスオーバー作品ではありません。
「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい エグゼイド ネタバレ」などで検索している場合は、別の仮面ライダー作品の情報と混同しないよう注意してください。


