『ヤニねこ』の作者名義はにゃんにゃんファクトリー、出版社は講談社です。公式コメントの「作者一同」という表現から、複数人による制作名義だと確認できます。
掲載媒体は講談社の『ヤングマガジン』で、コミックスは「ヤンマガKCスペシャル」から刊行。2026年8月6日には第13巻が発売され、TVアニメでも原作名義は一貫して「にゃんにゃんファクトリー」です。
『ヤニねこ』漫画の作者は誰?にゃんにゃんファクトリーは個人ではなく複数人?
『ヤニねこ』の漫画作者として、講談社が正式に記載している著者名は「にゃんにゃんファクトリー」です。
講談社のコミックス第1巻では「著:にゃんにゃんファクトリー」と表記され、ヤングマガジン公式の作品ページでも著者紹介は「にゃんにゃんファクトリー」となっています。
ここで多くの人が気になるのが、「にゃんにゃんファクトリーって一人の漫画家のペンネーム? それとも複数人?」という点でしょう。
一次情報から判断すると、にゃんにゃんファクトリーは複数人で構成された作者名義と考えてよいです。
根拠になるのが、2026年2月2日にTVアニメ『ヤニねこ』公式サイトで公開された原作者コメントです。
にゃんにゃんファクトリーはアニメ制作について、完成した作画や主題歌などへの喜びを語ったうえで、「作者一同感無量です」とコメントしています。公式側から「作者一同」という複数形の表現が出ているため、単なる個人ペンネームではなく、複数の制作者による名義であることが読み取れます。
これは、以前の記事で曖昧になりやすかったポイントです。
「ネット上では漫画家集団と呼ばれているから集団らしい」という二次情報頼みではなく、アニメ公式の原作者本人コメントに複数人であることを示す表現がある。ここまで確認できると、かなりスッキリします。
では、「具体的に何人いるの?」「メンバーの漫画家名は?」となりますよね。
2026年8月時点で確認できる講談社の書誌ページやヤングマガジン公式の著者紹介では、著者名は一貫して「にゃんにゃんファクトリー」とされており、構成人数やメンバー全員の個人名をまとめた公式プロフィールは掲載されていません。
つまり、現時点で安全に整理できる答えは次の通りです。
確認したいこと 一次情報から分かる内容
『ヤニねこ』の作者名 にゃんにゃんファクトリー
個人か複数人か 原作者コメントの「作者一同」から複数人と確認できる
構成人数 公式書誌・著者紹介では明示されていない
メンバー全員の個人名 公式の著者紹介では一覧として公表されていない
出版社 講談社
掲載媒体 『ヤングマガジン』
単行本レーベル ヤンマガKCスペシャル
ここがこの記事で最も大事なところです。
「漫画家集団らしい」で止めるのではなく、「公式コメントから複数人だと分かる。ただし、公式書誌ではメンバー構成まで開示されていない」と分けて考えると、情報を必要以上に膨らませず正確に説明できます。
ちなみに「にゃんにゃんファクトリー」という名前だけ見ると、猫のおもちゃでも大量生産していそうな平和さがあります。
実際に生産されているのは、だいぶ生活態度のよろしくない猫たちです。名前と中身の落差、かなりあります。
また、2024年と2026年にはヤングマガジンの新人漫画賞で、にゃんにゃんファクトリーが特別審査員を担当しています。
2024年の講評では一人称として「僕」という言葉も使われていますが、これは名義を代表してコメントしている可能性もあるため、この表現だけをもって「作者は一人」と判断するのは適切ではありません。公式アニメサイトで「作者一同」と明記された事実を合わせて見ることが重要でしょう。
筆者としては、この「作品名義そのものを前面に出す」スタイルも『ヤニねこ』の面白いところだと感じます。
誰か一人の作家像を強く押し出すというより、読者から見える作者の顔を「にゃんにゃんファクトリー」に統一している。そのため、作品世界そのものがブランドとして立ち上がっているように見えるんですよね。
『ヤニねこ』漫画の出版社はどこ?講談社・ヤングマガジンとの関係
『ヤニねこ』の出版社は講談社です。
講談社公式の第1巻書誌情報には著者としてにゃんにゃんファクトリー、シリーズとして「ヤンマガKCスペシャル」が記載されています。またヤングマガジン公式サイトでは、現在も『ヤニねこ』を「ヤングマガジンにて連載中」と案内しています。
そのため、基本情報は次のように整理できます。
作者=にゃんにゃんファクトリー、出版社=講談社、掲載媒体=ヤングマガジン、単行本=ヤンマガKCスペシャルです。
「ヤニねこをLINEマンガで見た」「電子書籍ストアにあった」という人は、配信サービスと出版社を混同しやすいかもしれません。
しかし電子書籍サービスは、あくまで完成したコミックスを読者へ届ける販売・配信先です。
作品を出版している会社そのものは講談社であり、連載の軸となる媒体も講談社のヤングマガジンです。
ヤンマガWebにも作品ページがあり、2023年2月20日の「1mg」をはじめ、各エピソードが公開されています。2026年にも更新が続いており、紙の週刊誌だけでなくWebでも読者との接点を持つ作品になっています。

ここで筆者が注目したいのは、「出版社=講談社」という情報そのものよりも、どの編集媒体で作品が育ったのかという部分です。
『ヤニねこ』は、きれいに整った優等生タイプの日常漫画ではありません。
主人公の行動はだらしなく、ブラックな笑いもあり、「そこまでやるの?」とこちらがツッコミ役に回ることもしばしば。かなりクセのある作品です。
一方、ヤングマガジンは長年にわたり、王道だけではない強い作家性や青年向けの尖った題材を扱ってきた漫画誌です。
もちろん「ヤングマガジンだから現在の作風になった」と制作過程まで断定することはできません。
ただ、SNS時代らしい荒削りな面白さを持つ作品が、ヤングマガジンという商業媒体の中でも継続しているという結果を見ると、掲載先との親和性は感じられます。
出版社・掲載誌というのは、単なる本の裏側に書いてあるデータではありません。
「なぜこの作品がこのテンションで商業連載を続けられているのか」を考えるヒントにもなるわけです。
『ヤニねこ』はTwitter発?2022年末からヤンマガ掲載までの経緯
『ヤニねこ』は、現在こそ講談社から単行本が刊行される商業漫画ですが、出発点はSNSでした。
ヤンマガWeb編集部が2023年11月27日に掲載した紹介記事では、2022年の暮れに、当時TwitterだったX上に『ヤニねこ』が登場したと説明されています。SNSで反響を呼んだ後、ヤングマガジンへ掲載される流れにつながりました。
講談社のコミックス第1巻では、初出として『ヤングマガジン』2023年第12号~第14号、第18号~第26号、さらに『ヤンマガWeb』2023年4月~6月と記録されています。
ヤングマガジン2023年第12号は2023年2月20日発売で、誌面の掲載作品として『ヤニねこ』を確認できます。第18号は同年4月3日発売で、こちらにも掲載されています。
流れを大きく分けると、2022年末にSNSで注目を集め、2023年2月にはヤングマガジン本誌へ進出し、同年8月にはコミックス第1巻が発売されたことになります。
これはかなり速い展開です。
SNSでキャラクターが知られるだけなら、一瞬のバズで終わる作品も珍しくありません。
ところが『ヤニねこ』は、雑誌へ掲載された後もエピソードが増え、コミックスが定期的に刊行されるシリーズへ成長しました。
2023年8月4日に発売された第1巻はB6判・192ページで、「ヤンマガKCスペシャル」として刊行されています。
さらに作品は「次にくるマンガ大賞2024」のコミックス部門で第13位にランクイン。公式結果では19,058票を獲得したことが確認できます。
講談社の作品ページにも、2024年8月28日に同賞のコミックス部門13位へ入ったことが記載されています。
こうして時系列で見ると、『ヤニねこ』は単に「SNSで人気になった漫画」ではありません。
SNSでキャラクターを知ってもらう力と、雑誌・Web・単行本で作品を長く読ませる力の両方を獲得した漫画と見ることができます。
個人的には、ここが作者と出版社を調べるうえで一番面白い背景でした。
入口はとにかく強烈です。「タバコを吸うだらしない猫」という説明だけで、もう絵が浮かぶ。
しかし、その一発で終わらず、妹子やヤクねこ、ハメねこ、カンサイねこ、アルねこなど周囲のキャラクターとの関係が増えていくことで、作品は日常コメディとして広がっていきました。
つまり、SNSで必要な「一目で伝わるキャラクター性」が入口になり、商業連載では「人間関係を増やして何度でも読める構造」へ伸びていったと考えられます。
SNS漫画を長期シリーズへ変えるうえで、この違いはかなり大きいです。
『ヤニねこ』は何巻まで?第13巻とアニメ版の原作クレジット
2026年8月時点で、『ヤニねこ』のコミックスは第13巻まで発売されています。
第1巻が発売されたのは2023年8月4日。最新の第13巻は2026年8月6日に発売され、ヤングマガジン公式サイトでも発売当日に新刊として告知されています。
講談社の作品ページでも第13巻の発売日は2026年8月6日と案内されています。
以前の記事では第1巻から第13巻まで全発売日を並べていましたが、「作者と出版社は誰?」という検索目的から考えると、そこまで細かな刊行表は必須ではありません。
押さえるべきなのは、2023年8月に単行本化され、約3年後の2026年8月にも第13巻が刊行されているという継続性でしょう。
一発のSNSヒットだけなら、ここまで巻数は積み上がりません。
少なくとも刊行実績を見る限り、『ヤニねこ』は講談社・ヤングマガジンの継続シリーズとして定着していることが分かります。
さらに2026年7月2日からはTVアニメも放送されています。
アニメ公式サイトでは原作を「にゃんにゃんファクトリー(講談社『ヤングマガジン』連載)」と明記。漫画の作者名義と出版社・掲載媒体の関係が、そのままアニメのクレジットにも引き継がれています。
アニメーション制作はバイブリーアニメーションスタジオ、監督は木村拓さん、脚本はあおしまたかしさん、キャラクターデザインは松浦力さん、音楽は鈴木慶一さん。主人公・ヤニねこ役は夏吉ゆうこさんです。

ただし、このアニメスタッフ情報もこの記事では補助線です。
重要なのは、アニメ化されても作者名義が個人名へ変更されることなく、原作=にゃんにゃんファクトリーとして扱われている点です。
そしてアニメ化発表時、原作者側はヤングマガジンで描いてきた作品にアニメ化の打診が来たことへの驚きと、届いた脚本・キャラクターデザイン・作画・楽曲への喜びをコメントしています。
ここでも「作者一同」という言葉が使われています。
書籍だけ見ていると「にゃんにゃんファクトリー」という一つの名前しか分からなかったものが、アニメ化によって制作名義の輪郭が少しだけ見えたわけです。
この意味でも、アニメ公式のコメントは「作者は誰?」を調べるうえで重要な一次情報になっています。
『ヤニねこ』の作者・出版社から何が見える?作品が長く続く理由を考察
ここからは筆者の考察です。
『ヤニねこ』の作者情報を調べていて特に面白いと感じたのは、個人名を強く打ち出さない「にゃんにゃんファクトリー」という制作名義と、作品そのもののキャラクター性が非常によく噛み合っていることです。
漫画では「○○先生の新作」というように、作家本人の知名度が作品への入口になるケースも多くあります。
しかし『ヤニねこ』では、まず目に入るのは作品名とヤニねこ本人です。
作者名を調べて初めて「にゃんにゃんファクトリー」という、これまた一度聞いたら忘れにくい名前が出てきます。
しかもアニメ公式コメントの「作者一同」から複数人であることは分かるものの、講談社の著者紹介では細かなメンバー構成を前面には出していません。
結果として、作者個人よりも「ヤニねこの世界」が前に出る構造になっています。
私は、これが本作のブランドとしての強さの一つだと考えています。
もう一つ重要なのが、SNS発の瞬発力を長期連載へ変換できたことです。
2022年末にSNSで注目され、2023年2月にはヤングマガジンへ掲載、同年8月に第1巻が発売。2024年には「次にくるマンガ大賞2024」13位、2026年にはTVアニメ化、そして同年8月には第13巻まで到達しています。
この流れを見る限り、単純なバズだけでは説明できません。
SNSで話題になるには、数秒で伝わる強さが必要です。
一方、単行本を何冊も読んでもらうには、キャラクターの関係性、話の変化、何度も戻ってきたくなる世界観が必要になります。
『ヤニねこ』は「だらしない獣人がタバコを吸う」という分かりやすいフックを持ちながら、周辺キャラクターを増やすことで群像的な日常コメディへ広げています。
入口は一点突破なのに、連載になると意外と横に広い。
ヤニねこ本人は人生設計ゼロっぽいのに、漫画としてはちゃんと長期運用できる設計になっている。このギャップ、なかなか味わい深いです。
そして出版社が講談社、掲載媒体がヤングマガジンであることも、作品の現在地を理解するうえでは欠かせません。
もちろん編集部が具体的にどの部分を残し、どの部分を変えたのかまでは一次情報がないため断定できません。
ただし原作者自身がアニメ化時のコメントで、ヤングマガジンで自由に描いてきた作品が、その雰囲気を保ったまま映像化されることへの驚きを語っています。
そこから少なくとも、商業化・アニメ化を経ても『ヤニねこ』らしい尖った作風が大きな特徴として認識され続けているとは言えるでしょう。
筆者としては、『ヤニねこ』を「変な猫のSNS漫画」で終わらせて見るのは少しもったいないと感じます。
作者名義の仕組み、SNSから商業誌への移行、講談社での継続刊行、漫画賞、アニメ化まで追うと、現在の漫画が世に出て大きくなっていくルートがかなり凝縮されているからです。
まとめ|『ヤニねこ』漫画の作者はにゃんにゃんファクトリー、出版社は講談社
『ヤニねこ』の漫画作者として公式にクレジットされているのはにゃんにゃんファクトリー、出版社は講談社です。
講談社の単行本では「著:にゃんにゃんファクトリー」、ヤングマガジン公式でも同名義で著者紹介されています。コミックスのレーベルは「ヤンマガKCスペシャル」です。
そして「にゃんにゃんファクトリーは一人なのか?」という疑問については、2026年のTVアニメ公式サイトに掲載された原作者コメントが大きな手掛かりになります。
そこで「作者一同」と表現されているため、にゃんにゃんファクトリーは複数人による作者名義と確認できます。一方、講談社やヤングマガジンの公式著者紹介では、構成人数やメンバー全員の個人名までは明示されていません。
作品は2022年末にSNSで注目され、2023年2月20日発売の『ヤングマガジン』第12号で掲載を確認できます。第1巻は2023年8月4日発売、2026年8月6日には第13巻が発売されました。
さらに「次にくるマンガ大賞2024」コミックス部門13位を経て、2026年7月にはTVアニメ化。
作者=にゃんにゃんファクトリー、出版社=講談社、掲載媒体=ヤングマガジンという3点を押さえたうえでSNS発から現在までの流れを見ると、『ヤニねこ』がどのように商業作品へ成長したのかも理解しやすくなります。
よくある質問
『ヤニねこ』の漫画家は誰ですか?
公式の著者名義はにゃんにゃんファクトリーです。
講談社のコミックス、ヤングマガジン公式、TVアニメ公式のいずれでも同じ名前が使用されています。
にゃんにゃんファクトリーは一人ですか?漫画家集団ですか?
TVアニメ公式サイトの原作者コメントで「作者一同」と表現されているため、複数人による作者名義と確認できます。
ただし、講談社やヤングマガジンの公式著者紹介では、構成人数やメンバー全員の個人名までは公表されていません。
『ヤニねこ』はどこの出版社で何巻まで発売されていますか?
出版社は講談社で、コミックスは「ヤンマガKCスペシャル」から刊行されています。
2026年8月6日に第13巻が発売されており、ヤングマガジンでも連載が続いています。
水無月 巡(アニメ愛好フリーライター)


