『FX戦士くるみちゃん』に、株や仮想通貨を主題にした独立した「株編」「仮想通貨編」は、2026年10月3日時点で公式サイトに掲載された既刊1〜10巻と公開済みアニメ情報を確認した限り見当たりません。
株は小金萌智子の投資経験と関わる要素として登場し、仮想通貨は本編よりも、2025年1月に作品名を連想させる非公式ミームコインが現実世界で作られたことで話題になりました。
FX戦士くるみちゃんに株回・仮想通貨回はある?
結論からいうと、作品の中心は一貫してFXです。株はキャラクター設定と関係しますが、株式投資を主題にした独立編として公式に案内されているものはなく、仮想通貨も本編の中心テーマではありません。
2026年10月3日時点で、TVアニメ公式サイトの「Books」欄には原作コミックス第1巻から第10巻までが掲載されています。最新の第10巻は2026年9月18日発売であることも、公式サイトとKADOKAWAの刊行情報から確認できます。
その既刊情報、作品紹介、現在公開されているTVアニメ情報を確認した範囲では、「株編」「株取引編」「仮想通貨編」といった形で株式や暗号資産をメインテーマに据えた巻・エピソードは公式に案内されていません。
まず、検索している人が混同しやすい3点を整理するとこうなります。
- FX:原作・TVアニメの中心となる金融商品
- 株:小金萌智子の投資経験や人物像と関係する要素
- 仮想通貨・ミームコイン:本編の中心ではなく、作品外で非公式トークンが話題になった
つまり、「FX戦士くるみちゃんに株が出てくる」と「FX戦士くるみちゃんに株を主役にした株回がある」は同じ意味ではありません。
仮想通貨についても同様です。
検索結果で「FX戦士くるみちゃん 仮想通貨」「くるみちゃんコイン」といった言葉を目にすると、原作のどこかで暗号資産編が始まったように感じますよね。
でも実際には、漫画・アニメ本編の話と、現実世界で発生した非公式ミームコインの話が検索上で混ざっているのが大きな理由です。
ここを分けて理解すれば、かなりスッキリします。
なぜFX戦士くるみちゃんは株ではなくFXが中心なの?
主人公・福賀くるみが相場へ向かう原点そのものが、亡き母・梢がFXで失った2000万円と結び付いているからです。
TVアニメ第1話「FXって、なぁに?」では、中学3年生のくるみが母・梢がFXで2000万円を失った事実を知り、自分もFXを学んでそのお金を取り戻そうと決意します。
時が流れて大学生になったくるみが、実際にFXの世界へ足を踏み入れるところから物語は本格的に動き始めます。アニメ公式発表でも第1話の軸としてこの2000万円とFXへの決意が明記されています。
この設定が重要なんです。
くるみにとってFXは、単に「儲かりそうだから選んだ投資商品」ではありません。
母との記憶、後悔、そして2000万円を取り戻したいという感情がすべてFXにつながっている。
だから物語の題材を途中から株や仮想通貨へ広げるよりも、FXという同じ市場の中で、くるみが利益と損失にどう振り回されていくのかを描くほうがドラマとして芯が通ります。
作品公式の紹介文でも、亡き母がFXで失った2000万円を取り戻すため、大学生の福賀くるみがFXへ飛び込む物語として一貫して紹介されています。
筆者としては、ここが『FX戦士くるみちゃん』の題材選びで特にうまいところだと感じます。
投資漫画だからFXを使っているのではなく、くるみの人生にFXでなければならない理由があるんですよね。
しかもFXには、証拠金、含み損、ロスカットなど、数字が短時間で感情へ直接刺さってくる要素があります。
「あと少し待てば戻るかもしれない」。
「ここで決済したら負けが確定する」。
そんな心理を、かわいらしいキャラクターたちの表情とチャートの動きで見せられるのが、本作ならではの怖さでもあり面白さでもあります。
TVアニメでもその軸は変わっていません。
2026年10月1日から放送が始まり、アニメーション制作はパッショーネ、さらにFXVTuberのリオンさんがFX監修として参加しています。
投資全般へテーマを広げるというより、アニメ版もまず「FXを描く作品」として作られていることが分かります。
FX戦士くるみちゃんの株要素は小金萌智子がポイント?
はい。株との接点を知りたいなら、小金萌智子の存在が重要です。ただし、萌智子に株式投資の経験や知識があることと、「株回」が存在することは分けて考える必要があります。
『FX戦士くるみちゃん』には、福賀くるみだけでなく、小金萌智子、山師芽吹、高根やす子といった投資への向き合い方が異なる人物が登場します。
TVアニメでも福賀くるみ役を鈴木愛奈さん、小金萌智子役を瀬戸麻沙美さん、山師芽吹役を伊藤彩沙さん、高根やす子役を岡咲美保さんが担当しています。
その中でも萌智子は、投資や市場に比較的詳しい立場のキャラクターです。
そのため「FX戦士くるみちゃん 株」で調べると、萌智子に関する情報へたどり着くケースが多くなります。
ただし、ここで注意したいのが、人物の投資経験と作品の主題は別だということ。
2026年10月3日時点で公式サイトに掲載されているコミックス第1〜10巻の情報やアニメ公式情報を見る限り、特定の巻が「株編」と位置付けられているわけではありません。
したがって、「株式投資を題材にした巻を読みたい」「企業の株価や決算を分析して売買するエピソードを探している」という読者には、少しイメージが違う作品です。
本作の面白さは、金融商品を次々紹介することよりも、同じ相場に立った人間が、それぞれ違う判断をする姿にあります。
くるみには母の2000万円への強い思いがある。
芽吹は相場との距離感が変化していく。
やす子にもFXとの独自の距離があります。
そして萌智子は、そうした登場人物たちの中で比較的市場を客観視する側に立つ。

僕はこの配置がかなり好きです。
もし登場人物全員が同じ考え方でFXをしていたら、『FX戦士くるみちゃん』は単純な「大損して怖い漫画」になってしまいます。
しかし、それぞれ資金感覚も相場観も欲望との付き合い方も違う。
だから読んでいる側も、「危ないのはFXそのものなのか、それとも判断の仕方なのか」と考えさせられるんですね。
株という要素も、別ジャンルへ寄り道するためではなく、萌智子という投資家の幅を見せる材料として捉えると分かりやすいでしょう。
FX戦士くるみちゃんの仮想通貨・くるみちゃんコインとは?
「くるみちゃんコイン」は原作漫画の仮想通貨編ではなく、2025年1月に第三者によって作られた非公式のミームコインです。原作者のでむにゃんさんも、公式が関与していないことを明言しています。
大きく話題になったのは2025年1月22日。
でむにゃんさんは、自身が把握していないところで「くるみちゃんコイン」が登場したことに触れ、その後、作品公式が関与したコインではないことを明確にしました。当時の投稿を記録した複数の記事でも、1月22日の発言を確認できます。
ここはこの記事で最も誤解してほしくないところです。
くるみちゃんコイン=『FX戦士くるみちゃん』公式の暗号資産ではありません。
原作者が公式企画として発行したファントークンでも、KADOKAWAやTVアニメ製作委員会が展開した商品でもありません。
作品名やキャラクター名を連想させる名称が付いていても、それだけで公式性は証明できないんです。
さらにややこしいことに、似た名称を持つ別のトークンも存在します。
2026年10月3日に確認したところ、DEX ScreenerではSolana上に「FX Fighter Kurumi-chan」を名乗るトークンの市場ページがあり、Pump.fun由来のトークンとして表示されています。
ただし、このトークンと2025年1月に話題になった「くるみちゃんコイン」を同一のものとして扱うことはできません。
暗号資産では同じ、あるいは似た名称を付けた別トークンが作られる場合があります。
名称だけを見て「前に話題になったあのコインだ」と判断すると、まったく別の資産を見ている可能性があるんですね。
そのため暗号資産では、名称やティッカーだけでなく、チェーンやコントラクトアドレスなどによって個別のトークンを識別する必要があります。
アニメファンの感覚だと、これは少し不思議かもしれません。
公式グッズなら、「作品名が書かれている」「公式ショップで扱われている」といった要素が判断材料になります。
ところが暗号資産では、第三者が作品を連想させる名称を付けること自体が技術的には可能です。
だからこそ、「知っている作品名がある=公式」とは限らないという点を押さえておく必要があります。
「23万8600ドルから230万ドルで約8.6倍」は正しい?
以前の情報で見られた「時価総額約23万8600ドルから約230万ドルとなり、約8.6倍」という計算については、その2つの数値だけを使うなら計算が合いません。
230万ドルを23万8600ドルで割ると、約9.64です。
つまり単純計算なら約9.6倍になります。
ただし、ここで「では9.6倍が正しい」と断定するのも危険です。
なぜなら、暗号資産の時価総額は短時間で変化しますし、同じ名前の別トークンを参照している可能性もあります。
どのコントラクトアドレスのトークンを、何月何日の何時に観測した数値なのか。
そこまでそろって初めて比較できます。
そのため本記事では、根拠となる対象トークンと観測時点を十分に固定できない「8.6倍」「何%暴落」といった数字を、現在の確定情報としては採用しません。
これは細かい話に見えて、かなり大事です。
『FX戦士くるみちゃん』という数字に振り回される人間を描く作品の記事だからこそ、こちらまで勢いだけで数字を扱ってしまったら本末転倒ですよね。
TVアニメ版に株回・仮想通貨回は登場する?
2026年10月3日時点で公開されているアニメ公式情報には、株や仮想通貨を主題にしたエピソードが放送されるという案内はありません。第1話も、くるみがFXへ進む原点を描く内容です。
TVアニメ『FX戦士くるみちゃん』は2026年10月1日に放送を開始しました。
アニメ公式サイトによると、AT-X、TOKYO MX、BS11、カンテレで放送され、dアニメストア、ABEMA、U-NEXT、アニメ放題では10月1日から先行配信。その他の各種サービスでは10月6日から順次配信されます。放送・配信日時は変更される場合があるため、視聴時は公式の最新情報を確認してください。
さらにアニメ公式の「FXなび」とのコラボ発表では、全12話であることも明記されています。各話に登場するFX用語や場面を解説する連動企画も予定されています。
ここから見ても、アニメのテーマ設計はかなり明確です。
第1話のタイトルは「FXって、なぁに?」。
母・梢がFXで2000万円を失ったことを知った中学生のくるみが、「自分が取り返す」と決意し、大学生になってFXの世界へ入っていく。
つまり、アニメ版もスタート地点から徹底してFXなんです。
オープニングテーマは福賀くるみ役・鈴木愛奈さんによる「FX戦士くるみちゃん」。
エンディングテーマも鈴木愛奈さんによる「$・¥・€」で、FX監修としてFXVTuberのリオンさんが参加しています。
ここまでFXに軸足を置いた作品だけに、少なくとも現在公開されている公式情報から「途中から仮想通貨アニメへ方向転換する」と考える材料はありません。
もちろん今後、原作にある株関連の会話や萌智子の投資経験がアニメ内で描写される可能性までは否定できません。
ただ、それは「株を知っているキャラクターが登場する」ことと「株式投資編になる」ことでは意味が違います。
同じように、2025年に現実世界で起きた非公式ミームコインの出来事を、原作通りアニメ化するという理解も正しくありません。
そもそも、あれは原作のストーリーではなく作品外で起きた出来事だからです。

なぜ株や仮想通貨の話までFX戦士くるみちゃんと結び付くの?
金融商品の仕組みは違っても、「上がるかもしれない」「損を取り返したい」という投資家心理が、本作の描くテーマと重なりやすいからだと筆者は考えます。
ここからは僕の考察です。
FXと現物株式と暗号資産は、同じ金融商品ではありません。
FXは通貨同士の交換レートを利用する取引で、株式は企業の持分である株を取引します。暗号資産も、それぞれの設計や市場規模、流動性などによって性質が大きく異なります。
だから「どれもチャートがあるから同じ」とまとめてしまうのは乱暴です。
ただし、人間側の心理には妙に似た場面があります。
「もう少し待てば戻るかもしれない」。
「今売ったら損が確定する」。
「前に勝てたから、今回も勝てる気がする」。
「話題になっているから、まだ上がるかもしれない」。
『FX戦士くるみちゃん』が刺さるのは、この気持ちの動きを誇張された別世界の出来事ではなく、「自分も同じ状況なら考えてしまうかも」と感じられる距離で描くからでしょう。
僕が非公式ミームコインの件で特に興味深いと感じるのも、値上がり幅そのものではありません。
作品への親近感が、金融商品への親近感へすり替わる可能性があることです。
「くるみちゃん」という知っている名前がある。
SNSで盛り上がっている。
チャートが上がっている。
そうした材料が重なると、本来は別々に判断するべき「作品が好き」という感情と「金融商品として信頼できるか」という判断が混ざってしまうことがあります。
でも、この2つは完全に別です。
作品が好きでも、その名前を使った第三者のトークンが公式になるわけではありません。
ここには、『FX戦士くるみちゃん』本編が描いてきた面白さと不思議な共通点があります。
感情と数字を混ぜると、判断が変わる。
くるみたちがFXチャートの前で見せる心理が、現実では作品名を使ったまったく別の金融商品を通じて見えてくる。
個人的には、この「作品内ではFX、作品外ではミームコイン」という対比こそ、「FX戦士くるみちゃんと仮想通貨」を調べるときに最も面白い視点だと感じます。
まとめ:FX戦士くるみちゃんに株編・仮想通貨編は確認されていない
『FX戦士くるみちゃん』は、FXを物語の中心に据えた作品です。
2026年10月3日時点で、アニメ公式サイトに掲載されている既刊コミックス第1〜10巻、KADOKAWAの刊行情報、公開済みのTVアニメ公式情報を確認した限り、「株編」「仮想通貨編」と公式に位置付けられた独立エピソードは確認できません。
株については、小金萌智子をはじめとするキャラクターの投資経験を考えるうえで関係する要素です。
ただし、「株が作品世界に登場する」ことと「株取引を主題にした株回がある」ことは別です。
仮想通貨についても、本編の中心テーマではありません。
検索で目立つ「くるみちゃんコイン」は2025年1月22日に話題になった第三者による非公式ミームコインで、でむにゃんさん自身も公式が関与していないことを明言しています。
また、2026年10月3日時点では「FX Fighter Kurumi-chan」を名乗る別のSolana系トークンも確認できますが、名称が似ていることを理由に2025年のトークンと同一視することはできません。
そして、ここが作品好きとして一番伝えたいところです。
『FX戦士くるみちゃん』は、株や暗号資産まで網羅する「総合投資入門漫画」ではありません。
むしろ題材をFXに絞ったからこそ、利益が出たときの高揚、損失を確定できない怖さ、「取り返したい」という執着を濃く描けています。
FXと株と暗号資産は違う。
それでも、お金が増減したときに人間の判断が揺れるという部分には共通点があります。
金融商品の違いより、その前に座っている人間の違いを見る。
そんな視点でくるみ、萌智子、芽吹、やす子を追いかけていくと、『FX戦士くるみちゃん』は単なる「FXで大変なことになる漫画」より、ずっと奥行きのある作品として見えてきますよ。
よくある質問
FX戦士くるみちゃんに株をメインにした回はある?
2026年10月3日時点で、公式サイト掲載の既刊第1〜10巻や公開済みアニメ情報を確認した限り、「株編」と公式に位置付けられた独立エピソードは確認できません。株は小金萌智子の投資経験など、キャラクター設定と関係する要素として捉えるのが分かりやすいです。
FX戦士くるみちゃんに仮想通貨回はある?
現時点で原作・アニメの中心はFXで、仮想通貨を主題にした「仮想通貨編」が公式に案内されているわけではありません。「FX戦士くるみちゃん 仮想通貨」が検索される大きな理由は、作品外で非公式ミームコインが登場したことにあります。
くるみちゃんコインは公式の仮想通貨?
いいえ。2025年1月22日に原作者のでむにゃんさん自身が、公式が関与していない非公式コインであることを明らかにしています。類似名称の別トークンも存在するため、作品名に似た名前だけで公式企画だと判断しないことが重要です。


