ラザロのアクセル・ジルベルトの正体は、ハプナ人体実験の生存者であり、軍の犯罪を示す「生きた証拠」です。
懲役888年の脱獄常習犯という経歴は事実ですが、最終盤では彼の記録が消されていた理由、ハプナが効かない理由、命を狙われていた背景まで明らかになりました。この記事では、最終話までのネタバレを含めてアクセルの過去と結末を整理します。
この記事を読むとわかること
- アクセル・ジルベルトの正体と消された過去
- 懲役888年になった理由とラザロ加入の経緯
- ハプナが効かない理由と人体実験の真相
- ペンダント、双竜、ウェントン計画の関係
- Dr.909ことヴィジョナリーとの本当の関係
- 最終回後にアクセルが選んだ道
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ラザロのアクセルの正体とは?アクセル・ジルベルトの過去を解説
アクセルの正体は、米陸軍情報保全コマンドが進めたハプナの極秘人体実験を生き延びた人物です。
彼は単に身体能力の高い脱獄囚ではありません。アリゾナ州の刑務所で行われた、ハプナを生物兵器へ転用するための臨床試験に巻き込まれ、その生存者となっていました。
この事実こそが、アクセルの個人記録が不自然なほど消されていた理由であり、陸軍情報保全コマンドのシュナイダーが彼を執拗に殺そうとした理由でもあります。
アクセル・ジルベルトは何者なのか
アクセル・ジルベルトは、ブラジル出身の23歳。得意技はパルクールで、驚異的な身体能力と瞬時の判断力を武器に、ビルや車両、ヘリコプターまで足場にして街を駆け抜けます。
公式の人物紹介では、表裏がなく人懐こい一方、どこか孤高の雰囲気を漂わせる人物とされています。危険な状況を恐れないというより、危険そのものを面白がっている節があり、見ている側の心臓だけが先に疲れます。本人は実に楽しそうなのが困りものです。
項目 アクセルの情報
本名 アクセル・ジルベルト
出身 ブラジル
年齢 23歳
得意分野 パルクール、格闘、潜入、脱出
刑期 懲役888年
特徴 ハプナが効かない
隠された過去 ハプナ人体実験の生存者
声優 宮野真守
ここで重要なのは、「アクセル」という名前が偽名だったわけではないという点です。
検索すると「アクセルの本名や正体は別人なのでは?」という疑問も見られますが、作中で明かされる大きな秘密は名前ではなく、国家によって消された過去にあります。
アクセルはアリゾナ刑務所の人体実験を生き延びていた
第10話以降、アベルとハーシュは、スキナーが持ち出そうとしたハプナの試作品と、アリゾナ州の刑務所で行われた秘密臨床試験とのつながりを突き止めます。
その人体実験の対象となったのが刑務所の受刑者たちであり、アクセルは生存者として扱われていました。彼と同じ場所にいた仲間たちは失われ、アクセルだけが過去を背負って生き続けることになります。
ただし、アクセル本人は物語序盤から自分の過去を積極的に語りません。
明るく人懐こい態度は嘘ではないものの、その内側には「親しい人間をまた失うくらいなら、最初から一人でいた方がいい」という孤独が隠されていました。第12話でクリスに心情を語る場面は、彼が初めて自分から鎧を脱いだ瞬間といえるでしょう。
なぜ陸軍はアクセルの記録を消したのか
陸軍側にとってアクセルは、失敗した実験の生存者というだけではありません。
国際法に反する生物兵器開発と人体実験の存在を証明できる、生きた証拠です。
シュナイダーはラザロの活動を調べる過程で、アベルがアクセルの過去を隠していることに気づきます。そこで幻の殺し屋・双竜を雇い、アクセルの抹殺を計画しました。
最終話の脚本チームによるアフタートークでも、陸軍情報保全コマンドが最後までアクセルを「生きる証拠」として消そうとしていたことが説明されています。
シュナイダーが逮捕された後も抹殺命令は止まらず、攻撃ヘリまで投入されました。世界滅亡の直前に証拠隠滅を優先するとは、組織の闇が深すぎて懐中電灯では足りません。
アクセルの正体を端的にまとめると、次のようになります。
- 表向きは懲役888年の脱獄常習犯
- 裏ではハプナ人体実験の生存者
- 軍の違法な生物兵器開発を証明する重要人物
- ハプナに対する免疫を持つ人物
- 孤独を恐れながら、自由を求め続けてきた青年
つまりアクセルは、何者かによって設計された超人や人造人間ではありません。
作中で確認できる範囲では、国家の実験と事故を生き延び、その結果として特異な免疫を得た人間です。
アクセルはなぜ懲役888年になった?ラザロ加入までの経緯
アクセルは当初から懲役888年だったのではなく、収監後に脱獄を繰り返したことで刑期が積み上がりました。
元の刑期は懲役3年でしたが、どの刑務所へ移送されても脱獄を成功させ、最終的には懲役888年という現実味のない数字に到達しています。
懲役3年から888年まで刑期が増えた理由
アクセルの最初の罪は、懲役3年が言い渡される程度の比較的軽いものでした。
ところが、彼は収監された施設から何度も逃走します。脱獄に関連する罪や移送先での逃走が重なり、刑期は雪だるま式に増加しました。
経歴 内容
当初の刑期 懲役3年
刑期が増えた理由 脱獄を繰り返したため
最終的な刑期 懲役888年
刑務所での評価 脱獄の有名人
本人の姿勢 拘束されることを極端に嫌う
なお、公式プロフィールでは「脱獄に脱獄を繰り返した」と説明されていますが、脱獄回数の正確な数字は明示されていません。
そのため、「少なくとも8回脱獄した」といった数字を確定情報として扱うのは避けた方がよいでしょう。888年という刑期のインパクトは十分すぎるので、これ以上数字を盛らなくてもキャラは立っています。
ハーシュは自由と引き換えにスキナー捜索を依頼した
第1話で、アクセルのいる刑務所を訪れたのがラザロの指揮官ハーシュです。
ハーシュは、ハプナを服用した人々が死に始めるまで残り30日しかないことを伝え、自由と引き換えにスキナー博士を捜してほしいと持ちかけました。
しかし、アクセルはその場で素直に契約書へサインするような人物ではありません。
ハーシュとの面会を脱獄の機会として利用し、看守の隙を突いて刑務所から逃走。街へ飛び出したアクセルを、ダグ、クリス、リーランド、エレイナの4人が追跡します。
ラザロとの最初の出会いが「世界を救うための握手」ではなく「全力の鬼ごっこ」なのが、いかにも本作らしいところです。
アクセルがラザロに参加した本当の理由
アクセルが任務を受けた最初の理由は、間違いなく自由です。
懲役888年の刑務所へ戻されるより、危険な任務に参加する方が彼にとっては魅力的でした。しかも相手は世界中が捜しても見つからない天才科学者。脱獄好きのアクセルからすれば、攻略難度が高いほど燃えるゲームのようなものだったのでしょう。
一方で、物語が進むにつれて動機は変化します。
- 当初は刑務所から自由になるため
- 次第にスキナーの真実を知るため
- 人体実験を隠す軍の企みを止めるため
- 仲間であるラザロのメンバーを守るため
- 最終的には欠点のある世界を救うため
ここがアクセルというキャラクターの大きな成長です。
第1話の彼は、誰にも縛られないことを自由だと考えていました。しかし最終話では、自分の意思で仲間と共にいることを選びます。
逃げる自由から、残る自由へ。
アクセルの物語は、パルクールで建物から建物へ飛び移るアクションだけでなく、自由の意味そのものが変化していくドラマでもあるのです。
アクセルにハプナが効かない理由は?免疫とDNA変化の真相
アクセルにハプナが効かないのは、ハプナ試作品への曝露を生き延び、免疫を持つようになったためです。
ただし、作中ではその免疫が成立した生物学的な過程まで詳しく説明されていません。「特殊な遺伝子を生まれつき持っていた」「人間ではない」といった説は、確定情報ではなく考察の範囲です。
第5話でアクセル自身が「ハプナが効かなかった」と語る
第5話では、アクセルも刑務所内でハプナを入手して飲んだ経験があると明かされます。
当時のハプナは世界中で広く使用されており、刑務所内でも高値で取引されていました。アクセルも興味本位で服用したものの、期待される鎮痛作用は表れませんでした。
この時点では理由が説明されていなかったため、視聴者の間ではさまざまな説が浮上します。
- 生まれつき薬が効きにくい体質
- ハプナの受容体を持たない
- 過去の実験で免疫を獲得した
- スキナーと血縁関係がある
- 人工的に作られた存在である
最終盤まで見ると、この中で事実に最も近かったのは「過去の実験や試作品への曝露によって免疫を獲得した」という説です。
第5話の何気ない独白が、アクセルの消された過去へつながる伏線だったわけですね。
最終話ではラザロの5人全員に免疫があると判明
アクセルだけに注目すると見落としやすいのですが、最終話ではさらに大きな事実が明かされます。
スキナーは、ハプナを生物兵器に転用しようとした軍の計画を告発するため、試作品を持ち出そうとしていました。
ところがスキポール空港で軍の特殊部隊に襲撃され、銃撃によって容器が破損。気体化した試作品が空港内へ広がり、大勢の犠牲者が出ます。
その現場に偶然居合わせ、生き残ったのが後のラザロのメンバー5人でした。
作中では、彼らのDNAに変化が起き、ハプナへの免疫を得たことが示されています。つまりチーム名の「ラザロ」には、一度死に近づきながら戻ってきた者たちという意味も重なっていたと考えられます。
人体実験と空港事故はどうつながっている?
ここは少し複雑なので、整理しておきましょう。
- 軍はハプナを生物兵器として利用しようとしていた
- アリゾナ州の刑務所では受刑者を使った秘密実験が行われた
- アクセルは実験の生存者として軍に把握されていた
- スキナーは軍の計画を告発しようとして試作品を持ち出した
- スキポール空港で試作品が流出した
- 後のラザロ5人は空港事故を生き延び、免疫を得た
作中では、アクセルが刑務所の臨床試験とスキポール空港事故の双方にどのように関わったのか、その時系列が細部まで説明されていません。
したがって、「アクセルの免疫が刑務所実験だけで生じた」「空港事故だけで生じた」と一方に限定して断言するのは難しいところです。
確実に言えるのは、アクセルが軍の人体実験を生き延びた重要な証人であり、最終的にハプナへの免疫を持っているということです。
超人的な身体能力もハプナの影響なのか
アクセルの身体能力は明らかに常人離れしています。
高層ビルから飛び移り、走行中の車両で戦い、落下しながら別の足場を見つける姿を見ていると、「免疫だけでなく身体も強化されたのでは?」と考えたくなるのも自然です。
しかし、作中ではパルクール能力とハプナ実験の因果関係は説明されていません。
アクセルの身体能力は、基本的には経験、訓練、判断力、危険を恐れない精神によるものとして描かれています。
また、ハプナが効かないからといって、ほかの薬や毒まで効かないとは限りません。双竜との戦いでは重傷を負い、生死の境をさまよっているため、不死身でも無敵でもないことがはっきり示されました。
アクセルが魅力的なのは、絶対に傷つかないからではありません。
傷つき、死ぬ可能性を理解したうえで、それでも前へ飛ぶからこそ格好いいのです。
アクセルのペンダントは何?双竜・ウェントン計画との関係
アクセルの羽根型ペンダントは過去の仲間を思い出させる品であり、双竜の失われた記憶を呼び起こすきっかけです。
一方、ウェントン計画または渾沌に関わる計画の直接的な被験者として描かれているのは双竜であり、アクセルではありません。
ペンダントが双竜の記憶を刺激した理由
第11話でアクセルを襲った双竜は、常識外れの戦闘能力を持つ「幻の殺し屋」です。
ワイヤー、爆発物、刃物、重火器を次々と使い、アクセルを追い詰めます。もはや暗殺というより街ごと参加する大運動会ですが、本人はいたって真剣です。
戦いの途中、双竜はアクセルの首に下げられた羽根型のペンダントを見て動揺します。
その形が、双竜が幼少期に聞かされていた「渾沌」の物語と結びついていたためです。
双竜はアクセルに物語の続きを求めますが、アクセル自身は双竜の過去を知りません。この点からも、二人がかつて同じ施設で育った、あるいは同じ計画の被験者だったと断定することはできません。
ウェントン計画の被験者はアクセルではなく双竜
最終話ではDr.909の調査によって、双竜が秘密計画の影響を受けていることが判明します。
脚本チームの説明によれば、双竜は暗殺者として作り上げられる過程で催眠を受け、記憶を封じられていました。完成した能力があまりにも危険だったため、管理する側すら扱えなくなり、記憶を消されたという設定です。
HQと双竜が同一人物として存在するのも、この過去と無関係ではありません。
したがって、次のように区別すると分かりやすいでしょう。
謎 関係する人物
ハプナの人体実験 アクセル
軍の生物兵器開発 アクセル、スキナー、シュナイダー
スキポール空港事故 ラザロの5人、スキナー
ウェントン計画・渾沌の記憶 双竜
羽根型ペンダント アクセルの過去、双竜の記憶を刺激する鍵
アクセルと双竜は、同じ計画の仲間だったから戦うのではありません。
国家や組織によって人生を歪められながら、正反対の生き方を選んだ者同士として向き合っています。
アクセルは孤独を抱えながらも仲間を得ました。双竜は最強の暗殺者になりながら、最後まで自分を支える仲間を持てませんでした。
二人の戦いは強さ比べであると同時に、孤独から戻れた者と、戻る場所を失った者の対比として見ると、より切なく映ります。
ペンダントは「死なないお守り」なのか
アクセルはペンダントを大切にしていますが、身につければ不死身になるような超常的アイテムではありません。
過去の仲間や失われた時間を忘れないための、精神的なお守りと考えるのが自然です。
第12話でアクセルが幼い頃の仲間を失ったことを語る場面からも、ペンダントは彼が一人で生きるようになった原点と結びついていると読み取れます。
双竜との戦いで重傷を負っている以上、ペンダントに物理的な防御能力がないことは明らかです。残念ながらゲームの装備品ではないので、防御力プラス50とはいきません。
それでも、過去を忘れずに前へ進むための心の支えという意味では、アクセルにとって何より強い装備だったのかもしれません。
Dr.909ことヴィジョナリーはアクセルの宿敵ではない
アクセルの正体を調べる際、Dr.909やヴィジョナリーとの因縁を探す人もいます。
結論から言うと、アクセルとヴィジョナリーの間に個人的な過去や復讐関係はありません。
ヴィジョナリーの正体は、世界的ハッカーのDr.909です。
彼はデルタ製薬から得た内部情報を投資家サム・スティーブンソンへ流し、ハプナ関連株の暴落前に利益を得ていました。ラザロはスキナーとの関係を疑って追跡しますが、Dr.909はスキナーを直接支援していた黒幕ではありません。
最終盤では司法取引によってNSAに協力し、双竜やウェントン計画を調べる役割を担います。
つまりDr.909はアクセルの宿敵ではなく、序盤では捜査対象、終盤では情報提供者という立ち位置です。
アクセルがヴィジョナリーへの復讐を目的としていた、正体を知って激昂したという解釈は、作中の中心的な事実とは一致しません。
アクセルの本当の目的は?仲間との関係から見える人間性
アクセルの目的は、当初の「自由を得ること」から、最終的には「仲間と共に世界を守ること」へ変化しました。
スキナーに対する個人的な復讐や、隠された血縁関係が任務の動機だったわけではありません。
スキナー捜索に協力した理由
アクセルは命令されることを嫌い、誰かの正義へ無条件に従う人物でもありません。
それでもラザロに残り続けたのは、任務が進むにつれて次の事実を知ったからです。
- ハプナが世界中の人々を死に至らせること
- 自分の過去が軍の人体実験と関係していること
- 軍が証拠を消すために仲間も攻撃していること
- スキナーの行動にも単純な善悪では割り切れない事情があること
- ラザロのメンバーが自分を見捨てなかったこと
アクセルは善人だから世界を救う、という単純な主人公ではありません。
むしろ「世界なんて欠点だらけだ」と理解したうえで、それでも捨てるには惜しいものがあると考えます。
最終話でスキナーから世界を救う価値があるのか問われた際も、完璧な答えを示したわけではありません。
それでも、欠点のある世界には守るべきものが残っていると答えます。この不格好な肯定こそ、アクセルらしい結論でした。
ダグとの友情は正反対だからこそ成立した
ダグは論理と計画を重視する頭脳派であり、アクセルは直感で現場を突破する行動派です。
一見すると水と油ですが、実際には互いの弱点を補っています。
- ダグが状況を分析して進む方向を決める
- アクセルが現場で障害を突破する
- アクセルの暴走をダグが現実へ引き戻す
- ダグが迷ったときはアクセルが迷わず動く
ダグはアクセルを信用しつつも、彼の無茶を全面的に肯定しているわけではありません。
この適度な距離感が心地よく、二人の軽口は緊迫した物語の貴重な息抜きになっています。
アクセルにとってダグは、自分を恐れず、過剰に同情もせず、対等に接してくれる相手です。
仲間を失うことを恐れていたアクセルが、再び誰かを信頼できるようになる過程で、ダグの存在は非常に大きかったと考えられます。
クリスとの関係は恋愛なのか
クリスはチームの姉御的な存在で、銃器の扱いに優れたフィールド要員です。
第8話では、アクセルたちがロシア特殊部隊に捕らえられたクリスを救出します。過去を抱えて一人で決着をつけようとしたクリスを、アクセルは強引に仲間のいる場所へ連れ戻しました。
その後、第11話で双竜に重傷を負わされたアクセルを救ったのがクリスです。
第12話では、生き残れる保証がない状況でクリスがアクセルにキスをします。このため二人の恋愛関係を期待する声も多く見られました。
ただし、最終話では交際を明言する描写はありません。
したがって、現時点での関係は次のように整理できます。
- 強い信頼関係がある
- クリスがアクセルへ好意を持つ描写はある
- アクセルもクリスに心を開いている
- 正式な恋人関係とは明言されていない
恋愛として発展する余地は十分ありますが、最終回時点では「大切な仲間以上、恋人未満」と見るのが妥当でしょう。
リーランドとエレイナを尊重するアクセル
アクセルは現場で目立つため、すべてを一人で解決しているように見えることがあります。
しかし実際には、リーランドのドローンやエレイナのハッキングがなければ、彼の無茶な作戦の多くは成立しません。
リーランドは移動、偵察、救助などの技術面を支え、エレイナは監視網や情報システムへ侵入して道を開きます。
アクセルは細かな操作を自分で理解しているわけではありませんが、二人の能力を信頼し、自分の命を預けています。
一見すると自己中心的でも、他人の専門分野へ余計な口を出さず、できる人間に任せる。この割り切りは、チームで動くうえで意外と重要です。
何でも一人でやろうとして全員を困らせるタイプに見えて、実は「自分にできないことは仲間に任せる」という協調性を持っています。無茶をする前に相談してくれれば満点なのですが、そこまで求めるのはアクセルに酷かもしれません。
アクセルが求めていた本当の自由
アクセルは長い間、自由とは誰にも捕まらないことだと考えていました。
刑務所から逃げ、組織から逃げ、人間関係からも一定の距離を置く。そうすれば、誰かを失って傷つくこともありません。
しかし、ラザロのメンバーと過ごすうちに考えが変わります。
誰にも縛られないことだけが自由なのではなく、自分で選んだ相手と共にいることも自由なのだと知るのです。
だからこそ、事件解決後にアベルからラザロの継続を提案された際、アクセルは再びチームへ加わる道を選びました。
刑務所を出られたから残るのではありません。
仲間と共に進むことを、自分自身で選択したのです。
最終回でアクセルはどうなった?正体と結末を総まとめ
アクセルは最終回で双竜と決着をつけ、軍の攻撃を生き延びた後、正式なラザロの一員として活動を続けます。
死亡することも、再び刑務所へ戻ることもありません。
双竜との最後の戦い
重傷から回復しきっていないアクセルのもとへ、双竜から「天使の見つめる場所」で待つというメッセージが届きます。
その場所は、バビロニアタワー屋上の天使像でした。
アクセルは仲間へ相談せず、一人で双竜との決着へ向かいます。せっかく仲間の大切さを学んだのに、最後の最後で単独行動するあたり、成長してもアクセルはアクセルです。
二人の戦いへ、アクセルを消そうとする陸軍の攻撃ヘリが乱入します。
アクセルと双竜は一時的に意思を通わせ、共通の敵へ対応。双竜には人間らしい意識が戻ったような瞬間も描かれました。
しかし、崩れた天使像の瓦礫によって双竜は命を落とします。
アクセルはクリスに救出され、スキナーのいるホームレス居住区へ向かいました。公式あらすじでも、最終話がバビロニアタワーでの再戦と、スキナーとの対面を描く回であることが示されています。
スキナーとの対話でアクセルが出した答え
スキナーは、自分が持つ特効薬の構造式をハーシュへ渡します。
一方で、スキポール空港の事件を通じて人類へ絶望し、「この世界は本当に救われる価値があるのか」とアクセルへ問いかけました。
アクセルは世界を美化しません。
人間は間違いを犯し、争いを繰り返し、自然を壊し、都合の悪い事実を隠そうとします。アクセル自身も、国家の非道な実験によって人生を奪われた一人です。
それでも彼は、世界には守る価値のあるものが残っていると答えます。
この答えが重要なのは、国家や社会から何度も裏切られたアクセルが、それでも人間を完全には見限らなかったからです。
スキナーはその後、最初のハプナ服用者として死を迎えます。
特効薬は量産され、世界中へ届けられました。人類は滅亡を免れますが、エンディングでは再び軍事的緊張が高まる様子も示されます。
一度救われたからといって、人間が急に賢くなるわけではありません。なかなか手厳しい締め方ですが、だからこそアクセルたちの仕事は終わらないのでしょう。
アクセルは恩赦を受けて自由になった
事件解決後、ラザロの5人は任務から解放され、過去の犯罪歴なども処理されます。
アクセルは懲役888年から解放され、ついに法的な自由を得ました。
アベルは、世界にはまだ多くの問題が残されているとして、5人へチーム継続を提案します。
アクセルを含む全員が参加を選び、ラザロは一時的な捜索部隊ではなく、正式なチームとして再出発しました。
脚本チームも、全13話は「チーム・ラザロが正式に結成されるまでの物語」だったと説明しています。
アクセルの正体は「超人」より「生きた証拠」
アクセルの正体を考える際、超人的な身体能力やハプナ耐性ばかりに目が向きがちです。
しかし、物語上の本質は別のところにあります。
アクセルは、国家が消そうとした過去を背負いながら生き残った人物です。
- 刑務所から何度も脱獄した
- 人体実験を生き延びた
- スキポール空港の惨事を生き延びた
- 双竜との死闘を生き延びた
- 軍による証拠隠滅を生き延びた
- 人を信じることへの恐怖も乗り越えた
作品タイトルの『LAZARUS』は、死者をよみがえらせた聖書上のラザロを連想させます。
アクセルは文字どおり死から復活したわけではありませんが、人生を何度も終わらされかけ、そのたびに立ち上がってきました。
筆者としては、アクセルの真の強さはパルクールや格闘技ではなく、過去に人生を支配されることを拒み続ける力にあると感じます。
軍は彼の記録を消しましたが、存在までは消せませんでした。
刑務所は彼の身体を閉じ込めましたが、自由への意志までは閉じ込められませんでした。
そして最後には、逃げ続けるのではなく、自分から仲間のもとへ残ることを選びます。
これこそが、アクセル・ジルベルトの正体をめぐる物語の答えではないでしょうか。
アクセルは秘密兵器でも選ばれし救世主でもなく、自由を奪われても自分の生き方を選び直した一人の人間なのです。
まとめると、アクセル・ジルベルトはハプナ人体実験の生存者であり、軍の違法行為を証明する重要人物です。ハプナへの免疫を持ち、最終回では双竜との戦いとスキナーとの対話を経て、人類を救う決断に貢献しました。懲役888年から解放された後も仲間と共に歩むことを選び、正式なチーム「ラザロ」の一員として新たな任務へ進んでいます。
よくある質問
ラザロのアクセルの本名は何ですか?
本名はアクセル・ジルベルトです。
「アクセル」は偽名やコードネームではありません。彼の正体をめぐる秘密は本名ではなく、ハプナ人体実験の生存者だったという過去にあります。
アクセルにハプナが効かないのはなぜですか?
ハプナの試作品や人体実験に関わる出来事を生き延び、免疫を持っているためです。
最終話ではラザロの主要メンバー全員がスキポール空港事故の生存者であり、DNAに変化が起きてハプナへの免疫を獲得したことが示されます。ただし、詳細な薬理メカニズムまでは説明されていません。
アクセルはウェントン計画の被験者ですか?
作中でウェントン計画や渾沌に直接結びつけられているのは双竜です。
アクセルはハプナを生物兵器へ転用するための人体実験と関係しています。アクセルのペンダントが双竜の記憶を刺激しましたが、二人が同じ計画の被験者だったとは明言されていません。
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