TVアニメ『猫と竜』のエンディングテーマは、shallm「ただいまの場所」です。liaが作詞・作曲、村山☆潤が編曲を担当し、“大切な人の心の居場所でありたい”という愛を描いたバラードに仕上がっています。
楽曲は2026年7月10日にデジタル配信され、ノンクレジットED映像も公開済み。この記事では、配信日や制作陣、liaのコメント、ED映像、そして『猫と竜』の物語と楽曲がなぜここまで自然に重なるのかを詳しく解説します。
「猫と竜」アニメのエンディング曲は?shallm「ただいまの場所」
TVアニメ『猫と竜』のEDは、shallmによる「ただいまの場所」です。作詞・作曲はshallmのボーカルlia、編曲は村山☆潤が担当しています。
アニメ公式サイトでは2026年6月19日付でOP・ED情報が発表され、shallm/ユニバーサル ミュージック側では6月20日にED決定を告知。同時期に公開されたアニメ第2弾PVでも「ただいまの場所」の一部が使用されました。
さらに7月9日、翌7月10日(金)からDigital Singleとして配信することが正式発表されました。ユニバーサル ミュージックの商品情報でも発売日は2026年7月10日、レーベルはCapitolと確認できます。
まず、検索してきた方が知りたいポイントを整理すると次の通りです。
- 曲名:「ただいまの場所」
- アーティスト:shallm
- 作詞・作曲:lia
- 編曲:村山☆潤
- TVアニメ『猫と竜』エンディングテーマ
- アニメ公式サイトでの主題歌発表:2026年6月19日
- shallm側でのED決定告知:2026年6月20日
- デジタル配信開始:2026年7月10日
- アニメ第2弾PVで楽曲を使用
- ノンクレジットED映像を公開
なお、元の記事では「ED決定発表は6月20日」と一本化していましたが、一次情報を確認すると、アニメ公式サイトの記事掲載日は6月19日、shallm側の告知日は6月20日です。こうした1日の違いは小さく見えて、検索記事では意外と大事。数字は猫のヒゲくらい繊細に扱いたいところです。
では、「ただいまの場所」は具体的にどんな曲なのでしょうか。
ユニバーサル ミュージックは同曲を、壮大なスケール感を持つサウンドとliaの艶やかな歌声を特徴とするバラードナンバーとして紹介しています。
つまり、単に「しっとりしたED」というだけではありません。
『猫と竜』が描く小さな日常や家族のようなつながりを、あえてスケールの大きな音で包み込む。その組み合わせが、この楽曲の面白いところです。
ED「ただいまの場所」はどんな曲?作詞・作曲はlia、編曲は村山☆潤
「ただいまの場所」は、“大切な誰かにとって心の居場所でありたい”という愛を中心に据えたバラードです。
shallmはボーカルliaが自ら作詞・作曲を手掛けるバンドプロジェクトで、今回のEDもlia本人が作詞・作曲を担当。そこへ村山☆潤の編曲が加わっています。
ここは元の記事から一歩踏み込んで押さえておきたいポイントです。
「shallmが歌っている」という情報だけでなく、作品を読んで感じたものをlia自身が作詞だけでなく作曲にも落とし込んでいる。そのため、アニメとの結び付きはタイアップ曲という枠だけでは語り切れません。
liaはリリースに際し、この楽曲を作りながら「愛とは何か」を考えていたと説明しています。
そのうえで家族愛、友情、恋愛など愛にはさまざまな形があり、自身なりの答えとして、大切な人の心の居場所でありたいという思いを描いたとコメントしました。
また、どこへ向かっても、何をしていても帰れる場所があることや、自分の行く先を気にかけてくれる人がいることは、心の支えになるという趣旨も語っています。
この説明を踏まえると、タイトルの「ただいま」は単純な帰宅のあいさつではないと分かります。
物理的な“家”ではなく、「自分が戻ってきてもいい」と感じられる人間関係そのものを指している。
私はここが、『猫と竜』のEDとして非常に巧い部分だと感じました。
もしタイトルがそのまま「家」だったなら、家屋や家族というイメージに意味が寄りやすかったかもしれません。
しかし「ただいまの場所」とすることで、重要なのは建物ではなく、そこにいる誰かとの関係だと自然に伝わってきます。
しかも音楽面では、公式が「壮大なスケール感」と表現するサウンドを採用しています。
『猫と竜』で描かれるのは、一匹の猫が竜を育てたり、猫と人間が関わったりする一見小さな出来事です。
その小さな愛情を大きな音像で受け止めることで、「一つの優しさが次の誰かへ受け継がれていく」という作品全体の広がりまで感じさせる。筆者としては、この物語のサイズと音楽のスケールの対比こそ、EDの聴きどころだと考えています。
shallmは「猫と竜」のEDにどんな思いを込めた?
shallmのliaが『猫と竜』から受け取った大きなテーマは、種族を超えた愛情と、その愛情が次の誰かへ渡っていくことでした。
アニメ公式のMUSICページでliaは、猫、竜、人間では流れる時間の速さや生き方、考え方が異なるからこそ、一緒に過ごせる時間の尊さがより鮮明になるという趣旨を語っています。
ここを知ると、「ただいまの場所」が単なる“家族愛ソング”ではないことが見えてきます。
『猫と竜』は、アマラによる原作、キャラクター原案・大熊まい、漫画・佐々木泉による作品です。
猫に育てられた竜と猫たち、そして人間たちの交流を描き、異なる種族が出会い、愛情を受け取り、それを別の誰かへつないでいく物語になっています。
原作は「小説家になろう」で発表され、短編として日間ランキング1位を獲得したことで注目を集めました。
2026年6月のshallm公式発表では、単行本9巻、文庫本4巻、コミックス12巻が発売され、小説・コミックス・電子版を含むシリーズ累計発行部数は140万部を突破したと紹介されています。
数字以上に重要なのが、作品の中心にある「時間」です。
猫と竜と人間では、生き方も時間感覚も同じではありません。
だからこそ「ずっと一緒にいる」ことだけが愛ではない。
誰かを育てること。
旅立つ相手を送り出すこと。
離れてからも気にかけること。
そして、帰ってきたときに受け入れること。
liaは「ただいまの場所」について、近くにいても遠くにいても変わらずつながる深い愛の絆や、共に過ごした時間の温かさ、旅立ちを見守る優しさと切なさを感じてほしいとコメントしています。

私は、この「旅立ちを見守る」という部分が特に『猫と竜』らしいと思っています。
愛情を「相手を自分のそばに置いておくこと」として描くのではなく、相手が別の場所へ向かうことまで受け入れる愛として描いているからです。
猫に育てられた竜という設定自体が、すでに血縁や種族に縛られない家族像を提示しています。
そこへ「帰ってこられる心の居場所」というEDテーマを重ねる。
この組み合わせはかなり強い。
作品の設定をそのまま歌詞に置き換えるのではなく、物語の奥に流れている感情を音楽として抽出しているからです。
「猫と竜」のノンクレジットED映像は?絵本のようなタッチが特徴
TVアニメ『猫と竜』では、shallm「ただいまの場所」を使用したノンクレジットエンディング映像が公開されています。shallm側では2026年7月4日に公開を案内しています。
そして映像について具体的に押さえておきたいのが、「絵本のようなあたたかなタッチ」で構成されている点です。
アニメイトタイムズでも、ED映像は楽曲に合わせて絵本のような温かなタッチの映像が展開され、深い愛の絆を歌った曲に合う優しい雰囲気に仕上がっていると紹介されています。
ここはEDを考えるうえで、かなり重要な演出です。
本編と同じ見せ方でキャラクターを動かすのではなく、絵本をめくるような質感を選ぶことで、視聴者は「物語の続きを見る」というより、その回で見た出来事を思い返す時間へ自然に切り替えられます。
『猫と竜』という作品自体、派手な事件だけで押し切るタイプではありません。
猫竜と猫、人間たちが出会い、共に時間を過ごすこと自体に意味がある作品だからこそ、EDにも情報量の多い演出を詰め込むより、温かな絵本調の表現が似合います。
私はこのED映像を、いわば一話ごとの“記憶のアルバム”を閉じる時間として見ると面白いと感じます。
本編では現在進行形だった出来事が、EDへ入った瞬間に「大切な時間だった」と少し引いた視点から見える。
そこへ「帰る場所」をテーマにしたバラードが重なるため、物語の感情が一段柔らかく整理されるわけです。
そして『猫と竜』では、OPとの役割の違いも鮮明です。
OPテーマはsuis from ヨルシカ「猫日」。suisが作詞、キタニタツヤが作曲・編曲を担当し、公式では軽快で親しみやすいチャーミングなメロディと紹介されています。
一方、EDの「ただいまの場所」は壮大なバラード。
OPが「今日はこの世界で何が起きるんだろう」と扉を開く音楽なら、EDは「今日も大切な時間だった」と物語を受け止める音楽という役割分担になっています。
同じ作品の主題歌なのに、入口と出口で温度が違う。
アニメ好きとしては、こういう設計に出会うとスタッフロールまで含めて一話だと思いたくなります。EDスキップボタンには少々申し訳ないのですが、今回は出番が少なそうです。
「ただいまの場所」はなぜ「猫と竜」に合う?EDから読み解く作品のテーマ
ここからは、公式情報を踏まえた筆者の考察です。
私は「ただいまの場所」が『猫と竜』に合う最大の理由は、愛を「一緒にいる状態」ではなく「離れても続く関係」として描いていることだと考えています。
liaが『猫と竜』について注目したのは、受け取った愛情を次の誰かへ渡していく“愛情の連なり”でした。
これは作品を見るうえで非常に重要な視点です。
誰かから優しくされた。
だから今度は自分が別の誰かを大切にする。
その誰かも、いつかまた次の存在へ愛情を渡していく。
こうして考えると、『猫と竜』における「家族」は、同じ場所に住んでいる集団というより、愛情が受け渡されていく関係の連鎖として見えてきます。
だからEDタイトルも「家」ではなく「ただいまの場所」なのでしょう。
「ただいま」という言葉が成立するためには、帰ってくる人だけでは足りません。
その言葉を受け止める誰かが必要です。
つまり「ただいま」は一人では完成しない言葉なんですよね。
ここが個人的に、とても『猫と竜』らしい。
猫、竜、人間。
外見も生き方も時間の流れも違う存在たちが、それでも誰かの居場所になる。
そう考えると、このEDは特定の一組の関係だけを歌うのではなく、作品全体に存在するさまざまな絆を包めるタイトルになっています。
“壮大なバラード”だから小さな愛情が大きく見える
もう一つ、音楽面から注目したいのが「壮大なスケール感」です。
普通に考えると、猫たちの日常や家族の温かさを描くなら、小編成で素朴なサウンドを選ぶ方法もありそうです。
しかし「ただいまの場所」は、あえて広がりを感じるバラードとして作られています。
私はこれによって、目の前の一つの出会いや優しさが、そのキャラクターだけで終わらず、さらに次へ続いていく感覚が強調されていると考えます。
一匹の猫が与えた愛情。
それを受け取った竜。
そこからまた別の誰かへ続いていく関係。
日常の小さな優しさが積み重なると、物語全体では大きな連なりになる。
小さな「おかえり」を、壮大な音楽で描く。
このサイズ感の逆転が、「ただいまの場所」を単なる癒やし系EDで終わらせない魅力です。

「別れ」よりも「帰ってこられる関係」を描くED
楽曲には旅立ちを見守る切なさがありますが、私は「ただいまの場所」を別れの曲とは捉えていません。
中心にあるのは、離れたあとにも関係が続いているという安心感です。
一緒に過ごせなくなれば、関係も終わる。
そうではない。
共にいた時間があるから、離れていても心の中には帰れる場所が残る。
特に猫と竜と人間のように、時間の流れや生き方そのものが違う存在を扱う『猫と竜』では、この考え方がより大きな意味を持ちます。
だからこそ本編を見たあとにEDを聴くと、「この人物にとって帰る場所はどこなのだろう」「今度は誰が誰かの居場所になるのだろう」と、一話の内容を別の角度から振り返ることができます。
主題歌が物語を説明するのではなく、物語を見るための新しいレンズを一枚加えてくれる。
私は、そこに作品密着型アニソンの一番面白いところがあると思っています。
「猫と竜」のEDは本編とセットで聴くと魅力が深まる
「猫と竜のEDはどんな曲?」と聞かれたなら、答えはシンプルです。
shallm「ただいまの場所」は、liaが作詞・作曲、村山☆潤が編曲を担当した、深い愛の絆を描く壮大なバラードです。
ただし、その魅力は曲単体の美しさだけではありません。
liaが『猫と竜』から感じ取った「種族を超えた愛情」「受け取った愛情を次の誰かへ渡していくこと」「違う時間を生きるからこそ尊い、一緒に過ごせる時間」が、楽曲のテーマとしっかり接続しています。
さらに、絵本のような温かいノンクレジットED映像が加わることで、一話の出来事を静かに振り返る時間まで含めて作品体験になっています。
筆者としては、まずアニメ本編からEDまで通して味わって、そのあとフルサイズの「ただいまの場所」を聴く順番がおすすめです。
キャラクターたちの関係を知ったあとでは、「帰る場所」という言葉の重さが少し変わって聞こえるからです。
派手に「泣いてください」と迫ってくる曲ではない。
それでも、誰かに送り出された経験や、帰りを待ってくれる人を思い出したとき、じわっと効いてくる。
『猫と竜』らしい、優しくて少し切ない余韻を残すエンディングだと感じます。
まとめ
TVアニメ『猫と竜』のエンディングテーマは、shallm「ただいまの場所」です。
作詞・作曲はshallmのボーカルlia、編曲は村山☆潤。2026年7月10日にDigital Singleとして配信され、ノンクレジットED映像も公開されています。
楽曲は壮大なスケール感のあるサウンドとliaの艶やかな歌声を特徴とするバラードで、liaが描いたのは「大切な人の心の居場所でありたい」という愛です。
さらに『猫と竜』からliaが感じた、種族を超える愛情や、受け取った愛を次へ渡していくつながり、異なる時間を生きるからこそ際立つ一緒に過ごせる時間の尊さが、EDのテーマと重なっています。
そして映像は、楽曲の温度に合わせた絵本のような柔らかなタッチ。
OP「猫日」が軽快な音楽で作品世界への扉を開く一方、「ただいまの場所」は一話の最後で登場人物たちの感情を受け止める。入口と出口で役割を分けた主題歌設計も、『猫と竜』を音楽から味わううえで注目したいポイントです。
「ただいま」と言えるのは、帰れる場所があるから。
そして、その言葉を受け止めてくれる誰かがいるから。
そんな当たり前のようで大切な感覚を、『猫と竜』の物語のあとにそっと残してくれるEDです。
よくある質問
「猫と竜」アニメのエンディング曲は誰が歌っている?
shallmが歌う「ただいまの場所」です。作詞・作曲はshallmのボーカルlia、編曲は村山☆潤が担当しています。
shallm「ただいまの場所」はいつ配信された?
2026年7月10日(金)にDigital Singleとして配信開始されました。ユニバーサル ミュージックからは前日の7月9日にリリース情報が発表されています。
「猫と竜」のノンクレジットED映像はある?
あります。shallm「ただいまの場所」を使用したノンクレジットエンディング映像が公開されており、絵本のような温かいタッチが特徴です。
水無月 巡(アニメ愛好フリーライター)


